48話 ページ49
シウside
本当に、私であれならこの子はどうなることやら
…なるようになるか。ここは、私ほど過酷な世界ではないようだし
「お話し中失礼します。騎士団ギルド”シュヴァリエ”、聖騎士アレックス様がご到着されました」
ルベルト「おお、来てくれたか。通してよい」
”シュヴァリエ”の…？確かにあの騒動だ、彼らに見回りなどを頼むほかないか
アレックス「”シュヴァリエ”騎士団長アレックス。連盟の緊急要請によりレコルドへはせ参じました。これより契約期間ｍ、この地の守護に当たります。並びに、逃走したという犯人の捜索・追撃を」
レコルド「頼んだぞ。君たちがいれば民も安心できる」
アレックス「はっ。我らの全ては夢王様と夢世界の安寧のために」
騎士だなぁって感じ
懐かしい感じともいう
ここに来て私も紋様術師として”シュヴァリエ”の人間と関わったことがあったけど…彼だったからなぁ
悪いとは言わないし文句はないけど、癖がね…
個人的に彼が円卓のやらかし3騎士に対してどんな反応を示すのかが気になる
アレックス「それでは、此度は挨拶のみとさせていただきます」
聖騎士……。他にいるのは、攻めを得意とする太陽騎士、守りを得意とする月騎士、そして弓を扱う弓騎士
バランスがいいって感じだ
あと円卓勢みたいなやらかしは何となくなさそう
と、踵を返したとき、アレックスさんがグランさんに反応を示した
あー、うん、なんとなーくだけど関係はわかるよ
グランフレア「……お久しぶりです、アレックスさん」
アレックス「グランフレアか。久しぶりだ。そうか、今は生き絵師を生業にしているんだったね」
グランフレア「……はい」
…まぁ、とりあえず深く詮索はしないでおこうか
グランさんの手はもう既に、絵をかき生命を吹き込む創造の手なのだから
例え過去はなくならないのだとしても、今の事実もまた消えはしない
今だって次の瞬間には過去なんだ
一つ一つ、向き合えているのならそれでいいんだろうよ
彼らは、まっとうに夢に生きている
アレックス「そして…シウくん、だったかな」
『初めまして、ですね。彼は相変わらずお元気で？』
アレックス「ああ、君の想像通り、病むこともなくやっているよ。そうだ、彼から伝言が＿＿」
『あ、特に恋人はできてないと返してください』
「「「”！？！？」」」
あ、皆突然のことに驚いてる
だよね、ごめん。いきなり恋の話とか、ね？
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
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