42話 ページ43
シウside
なんだかんだ私はいろんなサーヴァントとうまくやっていたけれど…
混沌・悪のサーヴァントに一番懐かれていた気がするし、一番仲良かった気がするしなぁ
相性いいんだろうね
まぁ私がそっち寄り性質だからなんだろうけど
これで善性判定されるんだから面白いもんだよねぇ…
私の何が善なのやら
……私だから、か
ランヌ「…本当に、どこまで知っているのかわかりませんね、あなたは」
『知ってることしか知らない…って、昨日も言いましたよ』
だからこそ、私にできることはしておかなくてはね
世界に出し抜かれるなんて最悪にもほどがある
生贄などやるものか。消費などさせるものか
今の私は、ただそれだけ
ヒンメル「…香りが強いような、ないような…源のようにも、燃え尽きた後のようにも思えます」
『ああ…もしかして、災いの香りが分かるの？』
ヒンメル「ええ。…ですが、私の想像の及ばぬほどに強い黒妖精であるのは、分かります」
『…まぁ、そうだね』
災いの香、か…
まぁそうだろうな。妖精國を滅ぼさんという意志、世界を嫌悪する終末装置、それそのもの
國の一つを飲み込んだ奈落の虫だ
災いそのものと言っても過言ではない
彼は、その役だ
同時に、私のもとに来てくれたオベロンはその後の、ある種の燃えつき症候群となっていた
世界に吐き気を覚えるのは変わらないけれど、ここは全くの異世界
その災いの香が香ることは無いだろう
香るとして、きっとそれは嘗ての残り香だ
奈落に落ちた最果ての、その跡に過ぎない
『さて、話を戻しましょう。人の負の感情を煽り、壊す…さながら呪いのような力。それが何らかの要因で振りまかれてるんだろう、世界各地で昨日と似た事件が相次いでる』
ランヌ「酷いときは街一つ＿＿」
『街一つで済んでなかったでしょう、あれは。一歩間違えば国が一つ消えていた』
ルベルト「ああ、君に緊急ながら依頼した件だったな。最も依頼するより早く国へ赴いていたが…あの時はマイスターとして尽力してくれてありがとう」
『何もわからぬ現状で一国が崩壊すれば全体が崩れます。紋様術師は、均衡の守護の意味合いの強い戦闘職ですからね』
あれはなかなか酷かったなぁ
まぁ、あの国はもともと危ういところがあったのだけれど
今この状況で、対策も何もない現状で、国が欠ければどうなるかぐらいわかるさ
復興の目途を立てて帰ったけど…ま、個人的には、恩と人脈は広げときたいからね
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
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