35話 ページ36
シウside
五年前か…ちょうど私がグランドマイスターになった時期だから、若干すれ違ってるのか
クロウ曰く、エデンは何の前触れもなく突然失踪したらしい
まぁ、会ったこともないエデンの人物像的にも、事情的にも、前触れあったらむしろ「何があった」って言いたくなるけど
インテル「連盟も困惑したよ。それまでには稀にだが、雑な活動報告書を寄越していたものだったが＿＿＿＿それがある日を境に、完全に途絶えてしまったのだから」
……ああ……あの報告書、ね…
過去の書類整理とか記録整理とか、あと個人的な興味と調査でね、エデンの報告書、見たことあるんだよ
あと、ちょっとマイスター時代に…
あんな報告書ひっさびさに見たね
一瞬だけ「は？」ってなった
まぁハロウィンの悪夢を前にした時に比べればとても良心的だったけどね！！←
ぶっちゃけバーサーカーたちの翻訳作業とどっこいどっこい
歴戦のマスターである私に攻略できないはずがなく、……まぁ、うん。読めちゃったよ
グランフレア「今までずいぶんと探したんだが、碌な手掛かりもなくてな。見つけられなかったんだ」
『ってことは、手紙と鍵が届いたのは最近のことかな』
グランフレア「ああ」
クロウ「ほんっと、滅茶苦茶びっくりしたよな。朝起きて宿の部屋出たら、そこにおいてあったんだからさ」
『よく破り捨てなかったね』
クロウ「シウって、割と物騒だよな……」
私だったらとりあえずその辺の岩を握り砕いてるよ←
ん？別にいい間違いじゃないよ
破り散らさないだけの理性は保てるけど、それはそれとしてイラつくし当たりたくはなる
……そこで怒るとかでなく、半狂乱になって探す、ってなるあたり彼らってエデンのこと好きだよなぁ
根本的に信頼しか置いてないんだ
疑うまでもなく、エデンと言う人間の善性に絶対の信頼を置いている
＿＿＿＿〔信頼は、理解から最も遠い〕
そんな言葉をどこかで聞いた気がするな
インテル「……念のため聞くが、手紙が偽装だということは？」
「「「それはない/ないです」」」
言い切ったし即答じゃん
インテル「言い切るんだな。根拠は？」
「「「字が死ぬほど下手だ/です」」」
ランヌ「副会長も覚えがあるでしょう。解読に丸一日かかる、彼の凶悪な報告書を」
『ああ…あの…』
クロウ「なんなら、見てみるか？」
インテル「いや、いい…嫌な記憶を掘り起こしたくない」
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
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