33話 ページ34
シウside
なんと言おうと、一介のマイスターであることもキーパーであることも事実だ
それ以上の肩書はいらないよ
煩わしいだけだもの
名目上だけでも、あるのとないのでは全く違う
インテル「久しぶりだな、エマ、シウ。面接のときに会った以来か。仕事ぶりは聞いているぞ。グランドのことは聞いていなかったがな」
『伝えるつもりもなかったものでしてね』
インテル「全く、妙なところで欲がないというか……」
『許容できる面倒ごとかそうでないかと言うだけですよ』
グランドとか誰がなりたいものか
その場で返上したからそりゃ知ってるはずないんだよなぁ
そうでなくたって、この人に何もかも共有するのは些かリスクがあるし
インテル「”月渡り”の皆もご無沙汰だ。お前たちの活躍もよーく聞いているぞ？」
おっとこれは嫌味だな
まぁ、毎度毎度やらかすもんね。成果もあげるけど正直プラマイゼロだし
毎回尻拭いと言うか、手配してるからよくわかるよ
君らもうちょっとだけおとなしくできないの？？
まぁ、そのハチャメチャさ加減が彼らの持ち味であり、色彩なのだろうけど
とりあえず、インテルさんが嫌味を言うものの、ルベルト陛下もまたそれに見合う功績があると評価している
まぁ、イツキには伝わってないみたいだけど…天然かな。多分、生来のものによる天然と、人と関わってこなかったが故の天然だなこれ
『しかし、今は”月渡り”のやらかしは置いておいて、本題に入りましょうか』
グランフレア「……すまん」
『置いときましょうっての』
苦労してるなぁ……”月渡り”の予算、どうなってたっけ
ルベルト「ああ。彼女の持つ鍵について、詳しく話を聞きたい」
エマ「この鍵のこと、でしょうか」
ルベルト「それが黒妖精とやらを解き放つ鍵か。興味深い意匠だ。素材は銀か？いや、何か特殊な鉱物は＿＿」
インテル「陛下、恐れながら。話が進みませんので、探求心もほどほどに」
愉快な王様だなぁ。普通に仲良くなれそうだわ
インテルさんは厳しいけど、あなたの緩さもなかなかだと思いますよ国王陛下
会長も同タイプだろうけど＿＿まぁ、別にいいだろうになぁ
立場あるからこそ、こういうタイプこそ適任だ
インテルさん厳しいからなぁ……正直、絶対意見が対立する場面が出てくる気がすよ
何よりこの人、絶対に味方じゃない
この人の夢は簡単にこちらに牙を剥く。あぁ、その時のあなたはどんな表情かな
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
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