18話 ページ19
シウside
なんかほっとけないから、ここのギルド担当しようかな
どうせエマちゃんはこのギルドと一緒にってことになるんだろうし、私も着いてくつもりだから一緒にやるか
グランフレア「と、自己紹介が遅れたが、俺たちも”月渡り”のメンバーだ。俺はグランフレア、グランでいい。生き絵師のマイスターをしている」
エマ「絵師さん！？てっきり殺し屋かと…」
『まぁまぁ失礼だよ、エマ。素直すぎるきらいがあるよね、君は』
エマ「ご、ごめんなさい」
グランフレア「はは、この顔つきじゃな。無理もないさ。いい、慣れてるから……気にするな」
あーあ、傷つけた
口にしようがしまいがあんま変わらないだろうけど、なんで正直にリアクションしちゃうの
せめて飲み込むもんでしょ
この子はほんと……呆れるくらい善人だよなぁ
イツキ「…私はイツキだ。職業は月読み師」
『ちなみにだけど、報告書はできているかい？私の記憶が正しければ君のは抜けてた気がするんだけど…』
イツキ「うっ…す、すまない」
グランフレア「イツキ、またか…」
『明日までなら間に合うから、お願いね。とりあえずこのメモに書いてあること箇条書きにしてくれれば最低限構わないから』
エマ(仕事が早いなぁ)
このギルドもまたいろいろ事情もちなんだよなぁ
別に、流石にそこらは深堀したりしてないけどさ
元傭兵。異種族とのハーフ。
その人見れば大体理解できるもんさ
これに関しては、そのうち、だよなぁ
エマ「あの、なんで私のことを知ってるの？」
クロウ「言っただろ。俺たちは、お前を探してたんだ。お前の親父からの言いつけでさ」
エマ「？親父って、私のお父さんは＿＿＿＿」
その話題を進めるのもいいけど…うーわ、面倒な気配が一気に近づいてきた
パァンッ！
銃撃。クロウに向かって放たれたそれを、ちゃんと避けはしたものの
その拍子に一つの鍵が落ちる
不思議な意匠の鍵
そこからは妖精の＿＿黒妖精の気配がした
『(オベロン、あれ)』
オベロン(お察しの通り、黒妖精が入ってるよ。文字通りの”鍵”だ)
『(だよなぁ)』
少しだけげんなりする
あの鍵は、私にとっての令呪のようなものだ
クロウ「あっぶねぇな、誰だ！？」
クロウの声に答えたのは、高らかな笑い声だった
あ、滅茶苦茶愉快な予感がする←
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
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