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カセットテープ7.0 ページ20





今はあの子が、去った1時間後…




時計の針はもう11時50分を指していた。


カチッ、カチッ…




あのどこか冷たい針の音が少しばかり聞こえてくる


プライズコーナーからはあのオルゴールが鳴っていた。




みんな元の位置に戻って、警備員を待っていた。



「警備員はまだかしらね…」

ぽつりとそう呟く。


すると、
隣のフレディもそう思っていたのか



「そろそろ来てもおかしくないよね?」



と、口を開いてそう言った。


一番奥にいるボン(トイボニーと呼ぶのが面倒臭い)も

「この僕を待たせるなんてね…」



何処か、イライラしているような声で言った。



「あら、今日はあの子と沢山話できたじゃない」


「私はひっっとつも、喋れて居ないのに。」



本音を言うと私ももっと話したかった。



あの子…確か、Aちゃんかしら?ふふふっ。



素敵な名前を持ったあの子と沢山話したかった…


のに…

ボンったら、何が「明日話せる」よ…もう。


そんな怒りを押し込めて、ボンに


「それとも、何?あの子との会話を時間で邪魔して…」

「こうやって、ずっと立たせて待たせている警備員にでもイラついているの?」


と話す。

すると、ボンは珍しく


「あぁ…そうだよ、もっと時間があると思ってたのに。」


と言って、否定しなかった。


「警備員が来なかったら今頃…あーあ。」


ボンにとっては
かなりのショックだったみたいだった。


フレディは珍しさに気づいていないのか

「まぁまぁ…」と言ってたけど。


いつものボンは大体


「ん?別に??」 とか


「君はそんな風に思ってるんだ…へー。」 とか


何処かそっけない。
(聞いているこっちがイラってきちゃう。)




そんな風に思っていたら、

あのドアから足音が聞こえてきた。







警備員さん…??







あなたにとっては退屈な警備かもだけど…










今から私達が楽しい夜間警備にしてあげる…!

















遊びは"おしまい"よ。








うふふふふっ。










そう思いながら、
入り口から入って来た警備員をまじまじと見つめていた。

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作品ジャンル:ホラー
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作者 - そしてお気に入り登録者9人&おもしろ度14票、そして3000hitありがとうございます!! (2022年1月3日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 新年あけましておめでとうございます!今年もどうかこの小説を見て頂けると幸いです!! (2022年1月3日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 皆様大変お待たせいたしました!これより更新いたします!! (2021年12月29日 23時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - おぉ…いつの間にこんなに…2500hit &お気に入り8人&おもしろ度13票本当にありがとうございます!!長らく更新もコメントも出来ず大変申し訳ありませんでした! (2021年12月29日 23時) (レス) @page43 id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 1000hitありがとうございます!! (2021年11月23日 23時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2021年10月12日 22時

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