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JM「……………ねぇ、
学校休めば？明日。」
って少し掠れた声でジミンさんが言う。
『………え、？』
JM「………ってごめん、何言ってんだろ、僕」
少し疲れて見える、ジミンさんの頬に、
私はおそるおそる触れてみる。
『大丈夫ですか？』
JM「………なにが？」
『なにが、って、それはわからないけど、』
私達は何を言うこともなく、
ただ見つめあった。
加湿器の音が聞こえるだけの
静かな空間。
JM「純粋、って感じする。Aを見てると」
って距離を詰めるから、
私は思わず目を瞑った。
ギュッと目を瞑って、
キスする時の正しい口の形が何なのかわからないまま慌ててたら、
クスってジミンさんが笑って、
私の口ではなくおでこにキスをした。
『……わ、、、王子様、みたい。』
JM「……僕はそんなかっこよくないし、
強くないよ。簡単に弱る」
って、困ったように髪をかきあげるから。
この、込み上げる愛おしさって、
好き、なんて一言じゃとっても足りないの
『ジミンさん、大好き』
僕ばっかりになって、
と言う割には
僕は強くないよとかかっこよくないよ、とか
言って。
きっとジミンさんの中で
何かが揺らいでるのは確か。
でも、それも含めて全部丸ごと愛してるよ
ジミンさん。
JM「………何回言うの、？」
『何回でも。好きだよ、ジミンさん』
私みたいなガキ同然の女子高生なんて、
ジミンさんは取るに足らない存在
かもしれないけどさ
『僕は、』
言いかけたジミンさんの声に耳を傾けたら、
その瞬間、
部屋のドアをガチャガチャする音が聞こえた。
「ジミナーーーーーーっ！コンビニでおでん買った！食べよっ！開けて！！！」
声だけでわかる。
テヒョン、さん？
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年8月22日 23時
