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JK ページ32

JK「オダンゴー、餌だよー、」

JM「変だなぁ、オダンゴって、
僕が餌あげても食べないのに
ジョングガがあげたら食べるよね」

おばちゃんの居間で、
まるで自分の部屋みたいに
大の字になってヒョンが寝る。

季節はもう夏。






大家「チミと、ぐぅ、
今日Aちゃんは来ないのかい?」

JM「大学の授業って言ってた。
そのあと、なんとか先輩と
韓国語の勉強のために
韓国映画見に行くって」

……………なんでそんなこと知ってんだろ、
ヒョン。









JK「なんとか先輩って誰ですか」

JM「さぁ?
週2で韓国語教えてもらってるって
言ってたよ」






あぁ、じゃあ、あの先輩か。

俺よりも身長が高くて、

俺と違って切長の目をした、

頭の良い、3年の、先輩。







JK「………、」



JM「まぁそんな顔しないでよ、」



JK「そんな顔って、どんな顔ですか」



JM「えー?自信のない顔?笑」




自信ないのかな、俺。









JM「意味わかんない」



JK「何がですか」



JM「そんなにノロノロしてんなら、
僕がAちゃん、奪っちゃおーかな」



JK「………………は、?」



JM「だって、
手に取るようにわかるんだよね。
あー、Aちゃんって
こーゆー男が好きそうだなって。
そーゆー男を演じちゃえば、
意外とコロっと
僕のものになってくれそうな気がする」



JK「無理ですよ、」



JM「できるよ、やってみようかな」



JK「ヒョン、」



JM「……あは笑
何、本気で信じてんの、笑
僕がAちゃんに対して
そんなことするわけないでしょ。」



JK「……、」



JM「必死だね、うける」






A、
ヒョンって実はこんな奴だよ。
知らないと思うけどさ









JK「別にこれ以上、
近くなるとかないですよ。
Aとは、今の距離感が一番です」



JM「…………へぇ、」



またなんか言いたげなヒョンは
ニヤニヤ笑う。
イライラする。









JM「そうなんだ。
僕はね、Aちゃんとの距離、
ベストじゃないな」



JK「どういう意味ですか」



JM「もっと近づきたい」









そう言うヒョンは、
また意地悪にニヤついてるんだろうと思ったけど
違った。

天井をぼんやりと見つめてて、
その横顔は真顔で、
その一言も、
俺に言ったってよりは
独り言みたいだった。









JM「もっと近づきたいって、意味だよ」









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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年3月20日 21時

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