マイ・プサンライフ【JK×JM】 (ページ17)

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ユナ「ジョングク様は、
王道の王子様って感じだよね」

さっぱり意味がわからなかった。
ジョングクさんが王道の王子様？
王道の悪魔の間違いでは？

『………王道の王子様、は、
どちらかと言うとジミンさんだと思うけど』

キラキラした金髪。
柔らかい笑顔。
頼りになるし、優しいし、
非の打ち所がないというか。

ユナ「たしかに、ジミン様も王子様だよね
ジョングク様よりキレたら怖いって
有名だけど。
まぁでもそこがいいんだよね。
ザ、釜山男子っての？
男感あふれる感じ？
あんなに可愛いのに？
いずれにせよ、
我々庶民には手の届かない存在だよ」

ジミンさんが怒ることなんてあるのかな。
フワフワしてるから、
滅多に怒らなそうだけど。

ユナ「そーいや、3年の先輩が、
Aに日本語教えてもらいたいって
言ってたよ」

『え？』

ユナ「同じ理工の人。
イケメンだったから絶対断んない方がいいよ」

『誰、、、だろう』

ユナ「ほら、いっつも成績優秀者のとこに
名前出てる人！TOEICも受賞されてたじゃん」

『えー、知らないよ。
しかも先輩でしょ？』

ユナ「その先輩、たしか釜山出身じゃなくて
標準語に近いからAも話しやすいと思うよ」

『うん、、考えとく』

食堂でご飯を食べて、
その先輩の連絡先が書いてある紙を見た。

ユナの字で書かれたその人の名前は

キム・ナムジュン。

聞いたことない名前だった。

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