マイ・プサンライフ【JK×JM】 (ページ15)

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全長20センチほどの
明るいブラウンのテディベアと
酔い止めの薬が、
朝起きたら目の前にあって、
そのテディベアの膝の上には
メッセージカードがあった

“昨日の飲みのお詫び。by Jimin”

男性にしては丁寧で読みやすくて綺麗な字。
そしてテディベアのセンス、
そりゃモテるわ、ジミンさん。

と、ため息をつきながら、
私は目覚めた。

まぁ、テディベアを勝手に置くってことは
勝手に私の部屋に入ってるってことで。
そーゆーところでもう、
このシェアハウスのプライバシー問題は
ガバガバなのが発覚したわけだけど。

ｶﾞﾁｬ

JK「おはよ、ブス」

ね？こうやって勝手にドア開けて
当たり前に部屋に入ってくるし

『……………なんですか』

JK「レトルトのお粥、食べる？」

『え？』

JK「どうせ二日酔いでしょ？」

『そう、、、ですけど。』

JK「チンしてテーブル置いたから、
早く食って。」

『あ、ありがとうござ………』

ｶﾞﾁｬﾝ。

ジョングクさんに至っては
優しいのか優しくないのかもわからない。

スマホを開けば、ユナからカトクが来てた。

ユナ聞いた?ジョングク様の噂

そのジョングク様に
私ブスって呼ばれてるんだよね
とは言いたくても言えない。

ユナ最近、女の子の誘い全部断ってるらしいよ。特定の彼女でも出来たのかな?

“彼女”という単語に
”特定の”をつける意味を私は考えて。

正直ジョングクさんの噂なんて
どうでも良かった。
だって、

私のことをブスといい、
それでも私のために
お粥をチンして温めてくれるのが、
ジョングクさんという人だ。

私が知ってるジョングクさんが全てだし、
家以外で会うジョングクさんについて
知りたいとかも思わなかった。

曖昧にユナに返事をして、
カーテンを開けると、
朝の日差しが眩しくて、
頭がガンガンと痛くなる。

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