・ ページ13
JM「僕、
Aちゃんが越してきたとき、
言ったじゃん」
少し酔ったのか眠そうに目を擦るジミンさん。
『え？』
JM「金曜の夜はシェアメイトでダイニングで
お酒飲むのが慣習で、
日曜日の朝は共同場の掃除って」
『あー(そう言ってたんですね、謎が解けました)』
JM「グガはなかなか誘っても来ないからさ。
一人寂しく飲んでるわけだけど。
Aちゃんも金曜の夜、なんもなかったら、
こうやって飲もうよ」
って柔らかく笑うけど、
なんだか元気がなさそうだし、
目が腫れてるように見えるのは何故だ。
『なんか………大丈夫ですか？』
JM「んー」
『ん？』
JM「んー」
『え？』
JM「……んー」
えーーーっと、？
『大丈夫ですか？ジミンさん、』
JM「僕ね、変な見栄で、
Aちゃんに嘘ついたね」
『嘘？』
JM「彼女。いないんだー。
ただ片思いの人がいて。」
『あぁ、、、そうだったんですか、』
JM「ま、結婚したんだけど」
『え
JM「びっくりしちゃうよねー。
こないだのデートってやつは、
結婚するって報告受けただけ。
僕の恋愛っていつもこんなんだよ、ほんと。
報われない」
って困ったように言って、
両手で顔をクシャッとつぶす。
クシャクシャになった、
でもモチモチしてそうなジミンさんの顔は
可愛らしい。
『………私が言えることなんて何にもないですけど』
JM「僕のこと嫌いになった？
見栄っ張りな男だなーって、
ダサいなーって、」
『そんなことぉ！ないですよ！』
JM「…………ふふ、そっか」
『ジミンさんほど魅力のある人を置いといて
結婚した女性は、勿体ないですね』
JM「………ありがと。
お世辞でも嬉しいよ」
お世辞じゃないのに。
ジャーキーを食べると顔が
浮腫むと言ってたのに、
ジミンさんはやけになってるのか
ジャーキーを次から次と食べて、
ビールの缶を空にしていく。
『ジミンさん、
とことん付き合わせていただきます』
私が3本目のビールを開けたとき、
JK「ただいまー………って、
すごい出来上がってんじゃん、どうした笑」
ジョングクさんが帰ってきた。
JM「やぁー、ジョングガぁ、
ヒョンの話聞いてぇ、
ヒョンをなだめてぇ」
JK「めんどくさ、」
って言ってジミンさんの隣にすわる
ジョングクさん。
あ、なんか。
急にだけど、
私はこのシェアライフが楽しくなってきた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2097人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年3月20日 21時
