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カランカラン、
入り口の鈴の音と共に、
入店したきたのは、
ジウさんだった。




『いらっ………しゃいませ、?』


ジ「先日の晩餐会では、挨拶もせず、
申し訳ありませんでした」






女優さんみたいに微笑んで、
そう言った。





ジ「Aさん、は
ソクジンさんと幼馴染だとか?」





みんなしてやめて欲しい。
ここはケーキ屋で、相談所でもなんでもない。





『まぁ、はい。』




ジ「…………それは、ソクジンさんが
最近肌が荒れるほど日焼けしようとしたり、
エクボ整形を考えてることと、
何か関係があるのかしら、」



『はい?』



なんのことかさっぱりだし、
早急にお帰りいただきたかった。





ジ「…………このステッカー、………っ」


と言いながら、
ジウさんは
うちの店のキャラクターのホイップくんの
ステッカーに触れた。









ジ「……ソクジンさんって、いつも優しくて」



……キレたら早口になって耳赤くなるのに?



ジ「クールで大人っぽくて」



なんかいいこと言いそうって
雰囲気のときにオヤジギャグかますし、
そのあと盛大に自分で笑って
んで急に真顔になるし



ジ「すごく上品な方で」



上品ってどこが?
笑うと引き笑いで窓拭きになる
あの人のどこが上品なの?



ジ「あと、私には、初めて会ったとき、
ウインクしてくれたんです!
そのときの衝撃っていうか、」



大体初対面の人にはウインクしちゃうへん たいだし、



ジ「明るい性格がいいなって」



ソクジンは明るいだけじゃない。
人が見てないところでは何倍も努力する、
人が見てるところで明るく見せてるだけだ。









私の方がずっと、
この子よりソクジンを知ってるんだって。

ムキになっても仕方がないのに。









結局ジウさんが
何言いたいのかもわからないし。









『へぇ、そうですか。
どうぞ、末長く、お幸せに』



表情のない声で冷たく私はそう返した。









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名無し9755号(プロフ) - 身分の違う男女の恋愛が好きで、結ばれそうで結ばれない、そんな感じがとても良かったです! (2021年8月13日 20時) (レス) id: 12d6118293 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 今作も最高でした。ありがとうございました! (2021年4月15日 8時) (レス) id: 30626e481a (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - (ここでも大丈夫ですか?ダメでしたら全然消してください!) ジンくん最っっっっ高でした。ファンには見せない領域の儚げなジンくんや、本気で思ってそうなキザなジンくんまで、読んでいて想像つきました。報われて良かったです!これからも頑張って下さい! (2021年4月14日 23時) (レス) id: 0d8bba83e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年4月9日 1時

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