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NJ「やめた方がいいと、
僕は言ったはずですけど」
JN「あれ、ナムジュン？
イギリスにいるって聞いたけど」
NJ「帰ってきました。
長男が荒れてるって聞いて。」
JN「僕が荒れてる？どんなふうに？」
NJ「一般の方、もっと言うと、
家政婦の娘にプロポーズしたらしい
じゃないですか」
JN「何で知ってるの？」
「わたくしがナムジュンに伝えたからです。
長男ともあろう人が、
庶民と結婚しようだなんて、
一体何を考えているの、ソクジナ」
JN「母上、」
「私が決めたお相手と結婚しなさいと
申したはずです。イ・ジウさんと」
JN「僕は恋愛結婚をします。
僕の愛する人と結婚します」
「あなたは長男で
JN「長男だからです。僕はナムジュンにも、
本当に好きな人と結ばれてほしい。
そう、願ってます」
「生温いことをまたそうやって
NJ「親子喧嘩なら、僕は席を外しましょう。
僕は僕で忙しいので」
「ちょ、ナムジュン、」
僕の家族は、ほぼ崩壊してる。
別にいい。
最初から、
僕の居場所は、この家のどこにもなかった。
こんなに広い屋敷で、
僕の居場所は、
Aのオンマがいる地下室の一室。
それと、
Aの隣。
僕が僕で居られる場所。
「ほら！あなたも何とか言ってちょうだい」
「……」
わかってる。
父上は何も言わない。
僕に興味がないんだ。
仕事でこき使うだけだ。
「イ・ジウさんは、貿易会社の娘様よ。今のうちに恩を着せておいて、ゆくゆくは
JN「母上、僕は心に決めた方がいます。
彼女以外に考えられません」
ナムジュンがネクタイを外しながら、
僕と母上の間に割って入った。
NJ「正直、ヒョンがAさん、でしたっけ？
と、結婚するっていうのはもう、
かれこれ馬鹿みたいに
何十年も言ってることですから、
母上もお許しになってはど
「いけません。何としても許しません」
NJ「……父上は、
「母さんがダメというなら、ダメだ。
そんなことより、ナムジュン、
イギリス支社での業績について
話せないか？」
終わってる。
この家族はだいぶ前から終わってる。
あぁ、こんな日は
すぐに君に会いたくなる。
でも僕は弱さや愚痴を君に吐いたりしないよ。
そんな言葉より、愛の言葉の方が、
君を幸せにするだろうから。
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名無し9755号(プロフ) - 身分の違う男女の恋愛が好きで、結ばれそうで結ばれない、そんな感じがとても良かったです！ (2021年8月13日 20時) (
レス) id: 12d6118293 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 今作も最高でした。ありがとうございました！ (2021年4月15日 8時) (レス) id: 30626e481a (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - (ここでも大丈夫ですか？ダメでしたら全然消してください！) ジンくん最っっっっ高でした。ファンには見せない領域の儚げなジンくんや、本気で思ってそうなキザなジンくんまで、読んでいて想像つきました。報われて良かったです！これからも頑張って下さい！ (2021年4月14日 23時) (レス) id: 0d8bba83e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年4月9日 1時
