Pretender【TH×JM】 (ページ4)

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JM ページ4

TH「は、なんで」

『なんですか？私、ジミンさんって人を
指名したので、話しかけないでもらえますか』

TH「……、」

テヒョンは動揺してた。
すごく。

JM「じゃあ、、、行こうか、？」

彼女の手を引いて、
奥の部屋に行く。

彼女が予約したのは
一番高いコース。

今日、シフト入れてラッキーだった。
運良く、こんな綺麗な子と
イチャイチャできるなんて。

『コース、変えてもいいですか？』

JM「え？」

『あの人が見えるところに
座りたいんですけど』

あの人、ってのはテヒョンだった。

柔らかそうでツヤツヤした綺麗な茶髪に、

黒なのに重くない、

少しだけ透き通ったグレーみたいな瞳、

欧米の人みたいに白い肌、

上を向いてる長いまつ毛、

ピンク色の唇。

見た目によらず、

少しハスキーな声。

モデルって言われても納得するし、

女優さんって言われてもそうだよなぁって

なる。

そのくらい、綺麗だ。

『ジミンさん、手伝ってくれません？』

ぷるっとした唇を
僕は呆然と見つめた。

JM「手伝う、？なにを？」

『あの人への復讐』

って言って、
彼女は僕の顎をクイっとあげる。

余裕なく固まる僕。

最初からそうだったよね。

最初から、最後までずっと
僕はそんな調子だった。

僕は君の前じゃいつだって
余裕がなくて君ばっかりで、

そんな君はテヒョンばっかり
目で追ってた。

『キスしたら、別途料金でしたっけ？』

って意地悪に微笑んで、
堂々と僕の口にキスをした。

他の客が見えるところでのキスは
禁止だ。

私のジミン様が汚されただの、
どこの女だの、
他の客に罵詈雑言を受ける彼女。

そんなこと気にも止めずに、
彼女は余裕そうに微笑んだ。

今思えば

そのキスは僕のためじゃなくて、
テヒョナに見せつけるためだけのものだった。

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