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TH「………はぁ、っはぁ、
まじで、、、
もうついて来てない?」



『うん、あきらめたんじゃない?』









警察官から逃げて、
私達は、コンビニの裏に隠れてた。

大人になって、
こんなに走ったのは久しぶりで、
息が切れる。









『さっきの、話だけど、』




TH「ん、?」




『テヒョンと付き合ってた時と、
ジミナと付き合ってる今、
どっちが幸せって話』




TH「……、」




『ジミナはね、優しいの、すごく』



TH「…うん、わかるよ」



『テヒョンは私を傷つけるし、
わけわかんなくさせる。
ジミナは、
私の気持ちをいつも第一に考えてくれるの』



TH「だから?」



『………だからって、』




TH「優しいから好きなの?
自分のこと第一に考えてくれるから
好きなの?それってほんとに好きなの?」




『……』




TH「俺のこと忘れようとして
ジミナと付き合ってるんなら、
どうやっても無理じゃない?
だって、”俺のこと忘れる”って、
ところにもう、
“俺”がいるんだもん。
それって、今でも俺のこと、




『しつこいよ、テヒョナ』









努めて冷たい声で、
そう言った。

ほんとはすごく動揺してた。

今更そんなこと言うテヒョナに
イライラした。









TH「……ごめん、でも」



『でもなに、』



TH「………ごめん、好きだ」



『はい?』



TH「好き。今でも、」









.

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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時

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