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TH ページ27

ジミナ、ごめんね。

俺って、たぶん、

性格すごい悪いんだと思う。









TH「そーいや、学校サボって、
よく遊んでたよね」

TH「夜遊んだ時は、次の日の朝、
寝坊したり」









Aの彼氏はジミナだ。


なのに。


あの頃付き合ってた
幸せな”俺たち”を、
必死にAに押しつけて。
思い出させて。









『テヒョンって、意味わかんない。
私とのこと、忘れたいのか、
そうじゃ、ないのか』









Young Forever の文字は、

俺が白いスプレーで書いた後に、
Aがその字の周りを、
黄色く縁取った。

ふたりで、
書いた字。









TH「俺と付き合ってた頃より、
ジミナとの今の方が、
幸せ?」

『………なに、急に、』

TH「だって、おれ」



まだ、Aのこと、好きだから。








『テヒョナっ!やばい、どうしよっ!?」


TH「…?」









Aの視線の先には、
自転車でこっちに向かってくる、
警察官。









TH「走るよ!」



持ってたスプレーも、ぶん投げて、
考えるより先に、
Aの手を握って
走る。


『ちょ、テヒョン!』



あの頃と同じように走った。

前も、警察官に追われて、
こうやってAの手を握って、
息が切れるまで走ったよね。









でも、もうあの頃と同じじゃない。
あの頃の俺たちと、
今の俺たち、
何が違うんだろうね。









.

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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時

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