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TH ページ25

『今日の夜、12時』





TH「なに?」





『いつものところで待ち合わせね。
スプレーは私が買うから』





TH「行かないし」





『来るって信じてるし』




TH「知らないし」




『待ってるし』




TH「………し。」




『wwww』









Aなりに、
俺を元気付けようとしてるんだろうけど、さ。









TH「なんで俺に構うの」





『ほっとけないから、?』









…………なにそれ。

それって好きってこと?

なんでジミナと付き合ってんのに、

俺に優しくするのか、

まじで意味わかんない。









『私、ジミナと付き合って、
心の余裕が出てきたみたい』






TH「心の余裕?」






『あれだけ嫌いだった大邱が、
今はもう、そんなに嫌いじゃないの。
懐かしいなぁって思う。
大人になったってことかな?』









って無邪気に笑う。

Aは笑うと、

顔をクシャってさせる。

小さい顔がもっと小さくなって、

少し眉毛を下げるから、

Aが笑うたびに、

俺は眉毛を上から押さえてた。

何してんのって、

怒られて、

でもそれすら楽しくて、









『じゃ、またね』



ってすんなり帰ってしまうA。









男って、

女の子より、

未練持っちゃうんだって。









ねぇ、知ってた?

A、









.

“僕じゃない”-TH-→←TH



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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時

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