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TH ページ3

あの子が店に来たのは、
いつも通りの夜0:00だった。

0:00って、
きっと誰かの誕生日だ、
名前も知らない誰かさん、
おめでと。
んで、
こんなくそみたいな
世界に生まれて、
お疲れ様って感じ。

そう思いながら、
吸うタバコはやっぱりまずい。









JM「いい加減、やめなよ。
タバコとか似合わないよ、
背伸びしてるの丸わかり」

ってジミナが顔をしかめる。






TH「休憩あと15分で終わっちゃう」




JM「だるいねー、なんか楽しいことないかなー」




TH「なんで?楽しくないの?」




JM「楽しいってか、
他の人が自分より幸せに見える」




TH「……ふぅん、」


ジミナは紙袋に入った沢山の
客からのプレゼントをロッカーに
雑に詰め込んでいる。









JM「ねぇ、毎回もらう花束ってどうしてる?」




TH「え?あー、入り口のやつ?」




JM「そーそー、あれ困るよね」




TH「女の子にあげてる」




JM「え?客からもらったやつを
客にあげてんの?笑」




TH「”客じゃない”女の子に、
あげてる」




JM「………どんだけ女の子いんだよ」




TH「ジミナは?」




JM「僕は毎回花の写真撮って、
そのあと花は捨ててる」




TH「うわ、その方が酷くない?」



って言ったら、
俺たちは顔を見合わせて、
笑った。









きっと、俺もジミナも、

両方。







酷い男だ。









.

JM→←JM



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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時

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