検索窓
今日:20 hit、昨日:23 hit、合計:270,648 hit

“愛を伝えられたらいいな” ページ16

エレベーターが動いて、

私とテヒョンは7階で降りた。








JM「遅いから心配したよ?」



って私の顔をのぞくジミナ。

そんなジミナと、

私の2人を横目で見るテヒョンは、

鼻で私達を笑うから、

気分が悪くなる。

ジミンはテヒョンのその態度を

気にしてないみたいだ。




TH「ジミナぁ、俺、先に行くね。
エレベーター使わない方がいいよ、
さっき止まったから」



って言って、
衣装を持って、
私の横を通り過ぎた。




ビスケットをくれたり、

私とジミナを見て嫌味ったらしく鼻で笑ったり、

こうやって、冷たく私の横を

通り過ぎたり。

毎度毎度、別人みたいだ。



テヒョンにそうされる度に

私の顔や耳は

熱くなるのに、

テヒョンはいつも通りなんだね。








2人っきりになったスタッフルームで、

ジミンは

まぁ座りなよ、

ってイスを用意してくれる。









『すぐ仕事行かなきゃいけないんじゃないの?』



JM「大丈夫。僕不動の二位だから」



って笑うけど、

それ理由になってないよ、






椅子に座る私に、

ジミンは、床に座って、

私を見上げる。

ジミンの目は、

青白い蛍光灯の光で、

キラキラ輝いてた。









JM「テヒョナとエレベーターで
2人っきりだったんだね」




『うん、』





ジミナはそれ以上、

私に聞いてこなかった。

代わりに言った。









.









.









.









JM「僕を使いなよ」





ジミナは相変わらず、

綺麗な瞳で、

私を見上げてる。





JM「テヒョナのことなんて、
僕が忘れさせてあげるよ」







『ジミナ、








JM「好きだよ」









ジミナが立ち上がって、

私の椅子の背もたれを

優しく掴んだ。


屈むようにして、

私の顔をのぞくジミナからは、

多分メンズ用だけど甘い香水の香りがした。





青白い蛍光灯、

誰もいないビルの7階で、

真夜中。

私達はキスをした。









.

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (509 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1267人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジミン , テヒョン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年2月11日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。