JM ページ8
JM「元カノ？」
TH「そ。元カノ」
JM「あんな綺麗な子……なんで別れたの？」
Aちゃんは予約のコースの時間が過ぎたら
颯爽と帰って、
僕はなんだか後ろ髪を引かれる気持ちで。
シフトが終わるのはいつも朝4時で。
更衣室でテヒョナといつも通り
私服に着替えるけど、
テヒョナはいつもと違ってイライラしてる。
TH「………何考えてっかわかんないんだよ、
あいつ」
って、髪の毛をワサワサさせる。
TH「だるいなー。
なんも考えないでアフター入れちゃったよ
なんでOKしちゃったんだろ、俺」
JM「テヒョナって意外に
断れないタイプだよね笑
ま、どんまい、
僕は帰るけど」
TH「だるいなーって思うけど、
いざ裸の女の子前にしたら立っちゃう俺って
最低かな」
JM「んや？僕もだよ」
って2人して笑うと、
更衣室に笑い声が響く。
TH「…………やめといた方がいいよ」
って唐突に冷たい声で言うテヒョナ
JM「やめる？やめるって？」
TH「A。」
JM「………、？」
TH「あいつが何考えてるか知らないけど。
ただの客で、
それ以上の相手にしない方がいいよ」
JM「元カレとしてのアドバイス？笑」
TH「ジミナ、まじで。
茶化さないで聞いて、」
JM「……わかってるよ、
Aちゃんはただのお客さんだよ。
ほかの女の子と同じ」
TH「うん、なら、良かった」
って笑うから。
そういう自分はどうなの？って聞きたい。
テヒョナにとって、
Aちゃんは”まだ”特別なんじゃないの？
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年2月11日 15時
