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K side


朝からの収録は順調に進み、予定通りの時間で仕事を終える。


「おつかれさまでしたー!」


挨拶をしてから控え室に戻り、着替える前に携帯を見れば連絡がきていた。



大倉近くにおるから、慌てんと連絡して



俺を思っての言葉に胸が暖かくなる。



きたやまいま終わった。着替えたらすぐでるからちょっと待ってて、



連絡を返してから急いで私服に着替える。


「北山さん、」


こんなときに限って話しかけられる。


「ん?なによこーさん。」

「今日これで終わりだよね?」

「うん。そーだけど?」

「ちょっと付き合ってくれない?」

「あー…、わり、今日約束あんだよね。」

「何時から?」


よこーさんがめずらしく食い下がってくる。


「もう近くに迎えにきてて…」

「そう、なんだ…」

「ごめん。仕事で急ぎならちょっと待ってもらうけど…」


本当は早く出たいけど、仕事のことならと譲歩する。


「いや、仕事…っちゃ仕事だけど急ぎじゃないから。」

「そ?じゃあまた今度聞くね。じゃあ俺急ぐから!」


そう言ってから急いで着替えて控え室を飛び出した。



「…先に動かれちゃったかな、」



横尾さんの呟いた言葉は聞こえなかった。

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imtr(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!同じように思ってらっしゃる方がおられてなんだか安心しました。少しでもこのお話が気晴らしになっていれば嬉しいです! (2021年2月22日 23時) (レス) id: 768e339076 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 私もその発言にもやもやしていました…この話を読んで少し心が軽くなった気がします!素敵なお話をありがとうございました! (2021年2月20日 15時) (レス) id: 81c528a286 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:imtr | 作成日時:2021年2月18日 20時

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