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K side


「さっきのは行けると思ったのになー!」


そんな会話をしながら戻る楽屋への通路でミツ、と呼び止められる。


「どうした玉?」

「いや、なんかあったのかなーと思って。」


歩調を緩めながら小声で聞いてくる玉が、何の話をしてるのかわからない。


「なにが?別に普通だけど。」

「いや、大丈夫ならいいんだけど…ミツ、最近いいことあった?」

「?だから何の話だよ。」

「なんか、前と違うから。」

「別に。前も今も変わんない…あ、」


おおくら、か。言葉には出さなかったがおおくらのおかげで今日は吐かなくてすんだな、そういえば。


「なに?なんかあったの?」


玉は不安そうに聞いてくるけど


「いや?なんも。ほら、早く帰ろうぜ。疲れたわ、」


ふふ、と笑ってごまかした。玉は不思議そうな顔をしたけれど、それ以上はなにも聞いてこなかった。


「ミツが元気ならいいよ、」


それだけポツリとつぶやいて。

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imtr(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!同じように思ってらっしゃる方がおられてなんだか安心しました。少しでもこのお話が気晴らしになっていれば嬉しいです! (2021年2月22日 23時) (レス) id: 768e339076 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 私もその発言にもやもやしていました…この話を読んで少し心が軽くなった気がします!素敵なお話をありがとうございました! (2021年2月20日 15時) (レス) id: 81c528a286 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:imtr | 作成日時:2021年2月18日 20時

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