すのふぁみりー！ 4th (ページ12)

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早生まれページ12

大介side

「れんー？」

蓮「？」

辰哉「蓮、自分の名前言える？」

今回はまだ蓮が3歳になる前のお話。

蓮は早生まれで、誕生日が2月だったから周りの子と比べると成長が遅くて。

幼稚園は3歳で入園だったし、最低限のラインってのが自分の名前を言えること、だったんだけど蓮はその当時まだ言えなくて。

何回練習しても、なかなか言えなかったんだよね。

おむつは早めの2歳のうちから、おばあちゃんが率先してくれたおかげですんなり外れたんだけど、なんせ蓮くん自分の名前が言えない。

そこだけがネックだった。

俺たちも家にいる時にとにかく練習に付き合ってた。

亮平「ふかざわれん、だよ」

亮平が蓮の隣でこそっと教えてあげる。

蓮「ふきゃ、」

翔太「ぶっ、！」

涼太「しょうたー？」

翔太「くく、、ごめん。悪気はない」

「悪気ないのが1番だめだってば」

噛んだ、というより " か " がうまく言えなくて。

2文字目で早々に詰まる蓮。

辰哉「蓮、ゆーっくりでいいよ」

蓮「ふ￠￡％＃＆、、」

照「え？笑」

康二「れんくん？」

言葉にならなさすぎて、宇宙人になっちゃう蓮はもうほんっとに可愛くて。

俺的にこの頃の蓮可愛くて好きなんだよねー。

今思い出してもほんっとに可愛い。
今も可愛いけど。

身長抜かされたって、成人してたって、変わらず可愛い弟なんだけどね。

放っておくと、亮平による1音ずつのリピートアフターミー講座が始まるの。

でもね、蓮は1音ずつならなんとか言えるんだよ。

亮平「はい、蓮お名前は？」

蓮「、れんくん！」

最終形態はいつもここ。
言えなくって、れんくん！って言い出す。

「っ、かぁわい〜！！！」

こーれが可愛すぎて可愛さの権化すぎて、たまらずぎゅって抱きしめちゃうんだけど、めちゃくちゃ嫌がられてたな (笑)

蓮「だいにー、やぁ」

「んもうかわいすぎ！れん〜〜！」

蓮「た、たつにー」

構わずにぎゅっぎゅっしてたけど、本気で嫌がられてた。まじで。

だって、この頃の蓮は辰哉大好きっ子だもん。

辰哉「はいはい、蓮おいで」

蓮「たつにー」

辰哉に抱っこされて顔が蕩けてる蓮もめちゃくちゃ可愛い。

いいもんね、俺には康二がいるしっていつも思ってた。

康二「だい兄どしたん？俺の顔なんかついとる？」

「んや、蓮がなかなか名前言えなかったなぁって」

康二「急に！？しかも俺見て！？」

finish...