97話 ページ48
.
「降谷さん、大丈夫です、……か?」
そこにはかざみんのお姿
…ちょっと待て、あの二人はどうした
「裕也! 境子先生をちゃんと送り届けてきたんでしょうね!?」
「は!? 当たり前だ、あとは羽場二三一に任せてきたからな」
「それでそれで、どうだった?」
「2人とも抱き合って泣いていたよ
……それで、何故お2人は抱き合っておられるのですか?」
裕也のジト目と零の不機嫌な目
……なーーんかこれやばそう
「あぁ風見 Aは僕のパートナーになったから、そのつもりで」
あっ
「……降谷さん、それは本当ですか」
待って、地球滅亡する、ダメよ風見裕也
「あぁ本当だ」
「Aを泣かせたら、貰いますよ?」
ガッデム
裕也は天使だった
実際裕也の彼女さんってめっちゃ愛されそうー、
零とは違うベクトルでとっても大切にされそうー
裕也はなんていい人なんだ
ぽわぽわしていれば頬に柔らかいものが当たった
「悪いが渡す気は毛頭ない」
キスされたのだ、と分かったが私も少しずつ慣れてきたらしい
「酷いことしたら裕也の方行っちゃうからね」
こんな軽口を叩けるくらいには余裕が生まれていた
明らかに更に不機嫌になる零
……と、青い顔をしている裕也
「私疲れたから早く帰りたい、今日は何が何でも工藤邸で寝るから」
「はぁ!? 工藤邸とか許せるわけないだろう!」
「はぁ? 荷物が工藤邸にあるし昴さんにはかなりお世話になったんですー、流石にちゃんとお礼言ってから帰りたいしバタバタしたくない 女のワガママぐらい聞けないの?」
ふん、と鼻で笑えば 覚えとけよ…とかなり低い声で言われた
キャーコワーイ
一瞬のスキをついて零の腕からサラリと抜け出す
「あ、それとね」
口角を上げ、ドヤ顔で告げてやる
「私の最推しはキッド様のままだから」
じゃ、おやすみ といってタイガーに跨りその場を立ち去る
最後に見えた2人の顔はそれはもうかなり呆然としていたことは辛うじて確認出来た
.
明日もきっと 彼ら に会うことにはなるんだろうけどどんな顔されるかな、面白くてにやけていればあっという間に工藤邸に到着した
家の電気はまだついていた
…え、まだ起きてるの?
「す、昴さん……?」
ゆっくり玄関から入れば、居間でテレビを見ている昴さんを発見した
「あぁおかえり ……お疲れ様」
「えっ、いや、私は何も……」
「とりあえず風呂入って今日は寝ろ」
「…うん」
824人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るいルイ - めっちゃ面白かったです。語彙力があんまりないので、感想が全く伝わらないと思いますが、コナンor新一君推しの私でも充分に楽しめました。 (2019年2月10日 17時) (レス) id: c60feea639 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございますー( *˙˙*) お楽しみに(*´ω`)ゞ 頑張ります、ありがとうございます(*´∀`)♪ (2018年6月19日 21時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - あちぇるんるんさん» まじですか !!お話期待してます !!!!これからも頑張ってください !!!!!!!!!! (2018年6月18日 23時) (レス) id: b179b492b3 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - 紅葉さん» 私もキッド様大好きです…(つω`*) かけ持ちで書いてみようかな…ってちょっと思い始めてます('ω') コメントして下さりありがとうございます(*- -)(*_ _) (2018年6月18日 22時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 私個人としてはキッド様大好きなので是非あちぇるんるんさんが書かれるキッド落ちをみたいです 、 、 !! (2018年6月17日 19時) (レス) id: b179b492b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月11日 12時