Reborn【ハリーポッター】 (ページ6)

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6.Magic ページ6

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｢2人とも。面白いもの見せてあげようか？｣

｢なんだい？｣

ニヤリと不敵な笑みを浮かべるAに、ゴクリと唾を飲むハリーとロン。

｢ちょっとスキャバーズを借りるわね｣

ロンからスキャバーズを受け取り、隣の空席に置く。そして杖を取りだし、Aはひと振りした。するとネズミはみるみるうちに姿を変え、美しい宝石になった。

｢Wow.....｣

｢こりゃ凄いや｣

そしてまた杖をひと振りすると、宝石からただのネズミに戻った。スキャバーズを少し撫でた後、ロンへ返す。

｢どうやってやったの？｣

｢魔法をかけただけよ｣

目をキラキラと輝かせて、ハリーはAを見つめる。にっこりと笑って“杖回し”をする彼女に、ハリーは尊敬と憧れの眼差しを向けた。

｢やあ、先程の魔法は見事だったよ。君、名前は？｣

そこに、コンパートメントに男の子3人が入ってきた。Aは彼らを知っている。嫌なことに見た瞬間に分かってしまった。

さてと。どうしたものか。一先ずここは正直に名乗ろう。いずれ知ることになるのだし。

｢A・シーナよ。Aでいいわ｣

｢A・シーナ……シーナ？｣

“シーナ”に聞き覚えがあるのか、顎に手を当てて何やら考え込む彼。嗚呼、嫌だ。面倒臭い。余計な詮索をされては困る。

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magic__魔法。