Reborn【ハリーポッター】 (ページ39)

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39.Youth ページ39

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11月に入ると、とても寒くなった。学校を囲む山々は灰色に凍りつき、湖は冷たい鋼のように張りつめていた。

ハロウィーンの夜、ハリーとロン、ハーマイオニーは無事に友達になれたそうだ。おまじないが効いたようで良かった。

相も変わらず医務室生活は退屈で窮屈だ。少し前までハリー達が毎日来てくれていたけど、最近は忙しいのか顔を見せに来なくなった。

｢クィディッチの練習に授業に課題じゃ、無理もないわね｣

ハリーのデビュー戦、見に行きたかったなあと不貞腐れながらマダムポンフリーに嫌味を言うと、悪いのは誰ですかという視線と共にジロリと睨まれた。

試合開始前にハーマイオニーとロンが来て少し話をしていった。私の分まで応援してね、と言うと2人は満面の笑みを浮かべて任せて、と親指を立てた。

｢暇ねぇ...｣

この足の骨、いっそ自分で治してしまおうか。いや駄目だ。そんなことをすればもっと医務室生活が延びる。

｢そんなに暇なら彼の腕の手当てでもしてあげてください｣

｢彼？｣

｢やあ、ファシスラーさん｣

そこに居たのは、ハッフルパフのローブを着た青年だった。優しい笑顔を浮かべ、誰とでも仲良くなれそうなハッフルパフらしい生徒だ。

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youth_青年。