37.Error ページ37
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｢足、貴方も怪我してるでしょ｣
｢.......｣
｢見てあげるから座りなさいよ｣
医務室へと帰ってきたAは、貴方は無茶ばかりするので暫くはここで大人しくしていなさい、とマダムポンフリーに釘を刺された。
トロールに押し潰された右足は骨折していた。
Aを優しくベッドに下ろしたスネイプは足早に医務室を去ろうとしたので、無理やり彼を引き寄せた。
観念したように彼は溜息を吐き、Aの目の前にある椅子に腰掛けた。
｢...ごめんなさい。貴方と一緒に行けばよかったわね｣
治癒魔法で足の傷を手当しながら、Aは言った。下を向いているせいで顔は見えない。
｢人の心配をしている余裕があるとは｣
｢.......余裕なんて無いわよ｣
｢...｣
沈黙が続く。包帯を巻くAの手は震えていた。彼女の背負っているものがどれほど重たいのか、分かっていても何も出来ない自分に腹が立った。
ただ自分のやるべきことを全うすることが、Aや“彼女”への罪滅ぼしなんだと信じるしか無かった。
(君が全て背負う必要なんてないのに)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
error_過ち。
38.Good luck charm→←36.Blunder
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I'm海月 - 素敵な作品ですね！更新頑張ってください！ (2021年6月7日 19時) (
レス) id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
夢豚01(プロフ) - 心さん» ありがとうございます！頑張ります(;;) (2020年9月2日 0時) (レス) id: c741dd201d (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年8月29日 18時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢豚01 | 作成日時：2020年7月27日 1時
