転生したら天才に!?【KZ事件ノート】〜幼少編〜

No,2　前世との違いがハンパない… ページ6

「へ…？」

どうしてココにというより

ここなんなのぉぉ！！！！！！！

大理石の床に銀と深い青を基調に広がる豪邸に圧倒される

しかも静かに雪華さんの話を聞いてみれば、住んでいるのは雪華さんだけらしい。

「驚いているとこ悪いんだけど…名前、聞いてなかったよね？教えてくれるかしら。」

名前…

何だろう、前世の名前はマズイしここは正直にわかりません、って言えたらいいのに…

「なーんて、赤ちゃんなんだから意味ないわね。私がつけるわね。」

変でなければ私なんでも良いんだけど…

「名字は水野にすればいいし、名前はそうね。Aはどう？」

素敵な名前で良かった！

頷こう、変えられたら嫌だし。

「気に入ってもらえて良かったわ。貴女言葉分かるの？」

声は赤ちゃんの声になるのでコクンと頷いた。

「あなた凄いのね。これからAは財閥のお嬢様よ。」

お嬢様って、あのお嬢様!?

女の子が一度はあこがれる？

わーい！

死んだけどラッキー！！

「だから、覚悟してね！」

え…なにこの人。

さらりと笑顔で怪しい言葉を…。

そんなこんなで４才。

幼稚園生になりました。

ただ、年中からでしかも私立ということもあり友達がいなかった。
(↑幼稚園に私立ってあんのかな？ま、いいや。)

それに二度目の幼稚園とか…全然はしゃげないし。

ちなみに私はこの４年である程度喋れるようになってから勉強とピアノを親に習った…というか、仕込まれた。

で、わかったことがある。

まず、勉強は頭良いわけじゃないのに本屋で見つけためちゃくちゃ難しいテキストの数学とか物理の問題が解けてしまったこと…親は知らない。

まあ、家で仕込まれたのは足し算とか掛け算、割り算という感じだけど。

ピアノは初めてだったけど、今ではベートーベンやショパンといったクラシックを弾いている。

一年でここまで来るのは異常ずぎるけどね。

習い始めたのは３才だから最低でも中学生ぐらいにならないとそこまでは無理だ。

そんな感じでボーとしているとふいに声をかけられた。

「ねぇ、遊ばないの？」

……え？

マジですか………

氷のような天使の微笑みの子は

後に数学の天才と呼ばれる…上杉和典だった……。

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