No,0 恵と葵 ページ4
私は水野葵。
光陽という塾に通っていて、自慢では無いが成績は常に一位。
でも、私はうんざりしている。
だって、私は500点中497点。
時々、495などを取るものもいるが一回取るだけで次には486とかになり、張り合えない。
そんな退屈した毎日を送り、ついに今日は公立栗松中学校の始業式。
「おっはよ、葵ぃ！！」
「お、おはよ…恵。」
「相っ変わらず暗いなぁ、葵は。もっとテンション上げて行こうよっ！」
この子は小野 恵(おの めぐみ)。
朝からいつもハイテンション。
一応幼馴染みなんだよね…。
「もう、早くいく…よぉ！！！！」
…恵がこうなる時は１つ。
猫！！！
「あ、まってぇ！私の愛しい猫ちゃぁん！！」
ちょっと猫に関して変態染みてるが性格はいい。
というか…そっち高速道路！！
何で行っちゃうかな!?
普通猫を追っかけるためだけに通学中に行く!?
次の瞬間には猛スピードの車に引かれそうになっている幼馴染み、と猫だった。
「恵ぃっ！！！！！」
気づいたら私は飛び込んでいた。
恵…と猫を助けるために。
「!?あおガッ！！」
ギリギリ間に合った。
私はなんとか恵と猫を安全なところに
押し飛ばせた。
私自身は間に合わなかったが…。
「っ……め…ぐ、み………。」
血に濡れた手を僅かに動かし恵を探した。
「葵っ！ごめんね、あたしが猫ちゃんを追っかけるから…放課後に追っかけようと思い直しでもしてーたら……ごめんね…、ごめんね、葵……！！」
恵は大好きな猫ちゃんを手放し、私の真っ赤手を握って泣いていた。
その猫も私の顔をなめている。
「めぐ…み、私…と、は…お別…れ……だ、よ。……だから…約束…し、よ？」
「ﾋｸｯ…約…束？」
「うん…私は…も…う、生きれ…な、い…から…私よ、り…い…い点数…を、ずっ…と取…る…約束…。」
霞んできた視界で恵を見た。
そこには雨のようにボロボロ涙を流している恵。
「な、何それ…葵、最後まで私に勉強させるのぉ…？勘弁してよ、ねぇ…。」
あれ…恵が見えなくなってきたな…。
「めぐ…み、ありがとう……」
「葵？嫌、行かないでよ！葵はあたしと一緒に勉強して葵いい点数とるから、勉強サボらないで頑張るからぁ！！…葵………ずっと一緒…だよ…ね……？」
「あたり…ま…え、よ……。」
「約束だよ！葵！」
ここでプツリと視界が真っ暗になった。
だけど、最後にみた恵は…笑ってくれていたのは確か。
No,1 桜の下で→←原作を知らない人は見てね！（時々情報更新！）
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りり - 歌詞、感動しました。私、感動するとなんか『ぶわー』って感じになるんですが、一文字目でなって、もう最後は感動のあまり涙出そうでした。お世辞じゃないんで (2018年9月24日 22時) (
レス) id: 96a28bd329 (このIDを非表示/違反報告)
雪雛 - 歌詞とか天才ですか!？凄すぎですよ！ (2018年2月6日 17時) (レス) id: d5451aad0b (このIDを非表示/違反報告)
氷月 雪華(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます(´∩ω∩`*)お知らせを見てくれると嬉しいです(><) (2016年9月10日 18時) (レス) id: 6324f0a4ce (このIDを非表示/違反報告)
氷月 雪華(プロフ) - cappuccinoさん» ありがとうございます<(_ _)>お知らせを見てくれると嬉しいです(><) (2016年9月10日 18時) (レス) id: 6324f0a4ce (このIDを非表示/違反報告)
cappuccino - 氷月 雪華さん» 更新頑張ってください！和ちゃん。かわゆい( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年3月6日 22時) (レス) id: 05ee641634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷月雪華 | 作成日時：2013年11月6日 23時
