120話 ページ21
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「Aちゃん! …と風見刑事?」
刑事部のフロアについて最初に出会えたのは高木刑事だったのだが早速裕也と睨み合いをかましている
「こら」
「「えっ」」
べし、と裕也の背中を叩く
「今日は刑事部の皆さんに挨拶に来たんです、
恐らく私は公安部に配属になるので」
ぺこり、頭を下げれば残念そうな声がチラホラ
……ちらほら?
「私Aちゃんと一緒に働きたかったなぁ」
「A君程若くて優秀な人は早々いないからな」
「しかも公安部かぁ……」
いつの間にか来てくれていた佐藤刑事に千葉刑事に目暮警部
残念そうな顔をしてくれるのは個人的には必要とされてる感があって嬉しいのだが後ろの男が睨みを利かせているのだろう、
4人の顔があまり宜しくない
「Aが公安部じゃ不安か?」
一瞬で空気が冷たくなった
ぷちんと何かが切れた音がした
「あのねぇ裕也 同じ日本を守る仲間に対してそういう態度は如何なものかと思うんだけど?」
唖然とする刑事部組とやってしまった顔の裕也
「刑事部と公安部が仲悪いのは分かってるけど今そこで張り合う必要は無いでしょ、私が公安部に行くのは裕也達があの時私を助けてくれたから はい終わり
……宜しいね?」
お目目パチクリの4人をスルーし裕也に詰め寄る
「へ ん じ は ?」
「……はい」
ぷんすこしてた顔から一転、4人の方にくるっと向き直って笑顔で告げた
「お見苦しい姿を晒してしまい申し訳ございません
……私に出来ることなら気軽に言ってくださいね、例えば公安部へのおつかいとか」
…しっかりばっちり苦笑い頂きました
「……Aちゃんって、強いのね」
佐藤刑事からのそんな言葉にえへへ、と笑う
「女性は強いからな …佐藤刑事もそうなのではないですか」
えっあの風見裕也が刑事部の方々に敬語を使って…
「佐藤刑事は確かに強いですからね…」
「ちょっと高木くん!?」
「えっあっすみません!!」
……うわぁ尊い奴だこれ
「ふふ、そういう事で
いつから正式に働くかは分かりませんが、早く皆さんのような立派な警察官になれるよう精進します」
これからもよろしくお願いします と再び頭を下げる
顔を上げて4人の顔を見れば柔らかい笑顔ばかりで凄く安心感を覚えた
「A、行くぞ ……失礼する」
「あ、ちょ 1人で歩けるから引っ張んないで!」
「うるさい」
「…女性は強いんですね」
「何よ、私が凶暴だって?」
「いえ!」
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雨(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!更新頑張ってください! (2019年4月25日 18時) (レス) id: ac0628d930 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず - めちゃめちゃいい所で終わってて続きが気になります!大変だとは思いますが頑張って下さい!応援してます! (2019年2月18日 21時) (レス) id: 271c9880f5 (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - はじめまして!この小説のキャラ大好きすぎます!続き読みたいです(´;_;`)よろしくお願いします (2019年2月2日 14時) (レス) id: 936d8c6f82 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - 海月ゆらさん» ありがとうございますの極みでございます感謝感激雨あられです……(照) 私は思ったことドヴァと投下していく人間ですから…笑 ほぼ徹夜ですか!?!?!?笑笑笑 本当にありがとうございます!!!お勉強もこっちも頑張ります……!!!! (2018年10月9日 22時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - とにかく好きすぎました!本当に好き、語彙力低下するくらい本当にすごい文才ですね^ ^1番最初からほぼ徹夜でみてしまいましたwお勉強頑張ってください!( ^ω^ ) (2018年10月3日 22時) (レス) id: 736825909a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月25日 23時