【名探偵コナン】理 解 で き ね ぇ わ

119話 ページ20

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｢…そろそろ、警部がAに興味を持つ頃かと思いまして｣

｢わぁ、流石僕の部下だ よく分かってるね｣

上って、２個下のお酒くんか とボソリと呟かれたその言葉は聞き逃さなかった



相変わらずムッとした顔の裕也とニヤニヤ笑っている月野さん

……ひぇー、公安警察こわーい



｢ちなみに一応その"上"が私のかれぴっぴですからその辺は何も期待しないでくださいね｣



うふ、と笑えば固まる上司達
裕也に盛大に大きなため息をつかれるがそんなの無視だ無視無視

もう話は終わりましたっけ？ と黒田管理官に確認を取れば上の空で頷かれる
えっそんなショック？


｢…それでは、たった今用事を思い出しましたので失礼します｣


唖然とした顔の男達を尻目に裕也の腕を引っ張って部屋の外へ出る


｢そういえば終わったら連絡寄越せって話じゃありませんでしたか｣
｢あの人から、長居はさせるなと｣
｢ひゃーんやだ上司に目を付けられたくなーい｣
｢残念だがもうしっかりバッチリマークされたな｣


…まぁ、目を付けられるのは当然だと思うから別に気にしないけど


｢私刑事部の方々に挨拶しに行きたい 挨拶しに行く｣
｢は！？ 刑事部！？｣


裕也のコロコロ変わる表情が面白くてふふっと笑えてしまうやだ可愛い


｢割とお世話になってるからちゃんと挨拶はしに行きたいの
……別に？ 刑事部と仲の悪い公安部の刑事さんが一緒に来なくてもいいですけど？｣


裕也はバツが悪そうに頭を搔く


少し考えた後に、小声で ついてく、って言われた



な ん だ こ の 可 愛 い 生 き 物



……あれ、私風見裕也推しになってない？？
推しのおびただしい変化に語彙力低下してない？？
大丈夫？？ さっきから可愛いしか言ってないよ私


｢あ……あの、私を刑事部まで案内して……｣
｢お前どこか抜けてるな｣
｢可愛いかよ｣
＿＿＿うんちょっと頭のネジ抜けてる



……あれ私今なんて口に出した？



｢……今、私、可愛いかよって言った？｣

｢……そうだな｣

｢うわあああああ｣

じーざす、やってしまったああ と頭を抱えていれば名前を呼ばれて顔を上げる



｢可愛いのはお前の方、だ｣



｢うぎゃあああああ｣

照れ顔でそんなこと言われるもんだから恥ずかしいに拍車がかかって心臓が持たない(語彙力)

あれこれ私降谷零と御付き合いしてるんですよね？？
いや、風見裕也が悪いってことにしておこう
そうしよう

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