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ーWONWOOの場合ー
WN「ちょっと来て」
洗濯物を干すヌナの手を引っ張り、自分の部屋に連れていく。
『どうしたの？なんか怒ってる？』
きょとんとした顔でそんなこと聞いてくるヌナに余計イライラしてしまう。
ヌナは無意識なんだろうけど最近やけにホシにべったりだ。
WN「最近ヌナさホシにくっつきすぎ」
『そんなことないよ！』
WN「やっぱ無意識なんだ。昨日だって練習中ホシのことばっかり見るし休憩入ればずっと二人で楽しそうに話してるし、さっきだってホシとくっついてテレビ見てるし…それに…」
『痛い…ウォヌ、腕痛い…』
ヌナの腕を見ると、俺は腕を掴んだままでしかも気づかないうちに力入れてたのか掴んでた部分が赤くなっていた。
俺はヌナの彼氏でもないのになにやってるんだ。
WN「ごめん…」
『ううん、怒らせるようなことしちゃってたのは私だから謝らないで。私こそごめんね』
なんでヌナのこととなるとこんなになってしまうんだろう。
ーWOOZIの場合ー
今日も俺の隣で美味しそうにご飯を食べるAヌナ。
毎回偶然隣に座ってるわけじゃなくて、俺が何気なくいつもAヌナの隣を陣取ってるから。
『ウジ、これ美味しいよ！食べてみて』
WZ「ん」
Aヌナは美味しい余計と言うとおかずを俺の口に運んできた。
HS「ウジや、いっつもヌナの隣に座ってあーんまでしてもらうなんてずるいぞ！」
WZ「悔しいならお前もAヌナの隣座ればいいじゃんか」
HS「だってお前がいつも陣取ってんじゃん！」
WZ「早い者勝ちだろ」
Aヌナの隣に座りたいなら俺よりも先に座ればいい話なわけであって。
まぁでも俺より早く座るなんて無理に近いだろうけどな。
Aヌナがいつも座る席は端だから両隣に席があるわけじゃなく片隣にしか席がないから即ちAヌナの隣に座れるのはひとりだけ。
DK「僕もたまにはヌナの横座りたい」
JS「僕、前にAの隣座ろうとわりと早めにリビング来たのにその時には既にウジが座ってたよ。だからなかなかウジを越すのは難関だと思うなぁ」
JN「僕も座れなかった！」
他のメンバーも言う通り、この俺より先に席を確保することは簡単なことではない。
だって俺、ご飯ができる1時間以上前からAの隣の席に座ってるんだから。
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作者名：すずらん | 作成日時：2020年4月10日 7時
