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控室に戻り、ピンクの可愛いドレスを脱ぐと次はパステルブルーよりちょっと薄い感じのドレスを渡された。
「次はこのドレスです」
さっきと同じように着替え、メイクはそこまで変えずリップの色をちょっと変えただけ。
ヘアは全部おろし巻いた髪はそのままで飾りで小さなかすみ草のドライフラワーを髪にちりばめてもらった。
『可愛い…この髪型すごく可愛いです！』
「Aさんによく似合ってます！」
さっきのドレスより少し長めの丈だからスタッフさんが後ろからドレスの丈を持って歩いてくれる。
控室を出るとこれでもかってくらいメンバーみんながスマホを構えてて笑ってしまう。
しかもハオとミンギュに関してはスマホのカメラじゃなく本格的なカメラだしㅋㅋ
わざわざ持ってきたのか。
でも正直次の新郎役はミンギュだと勝手に想像してたからカメラ側にいて少し驚く。
SC「いいよいいよ、もっと笑顔ちょうだい」
いや、スンチョリちょっとキャラおかしくないか？まるで本物のカメラマンみたいなセリフなんだけど？
JS「綺麗だよ、A〜」
DN「本当に綺麗だよ！ヌナ！」
MH「こっち、こっち見てヌナ！」
適当に笑顔を向けながら撮影ブースに入るとそこにいたのはウォヌだった。
グレーのタキシードを着て、前髪ありのヘアセットをしてもらったウォヌはさっきのジュニとはまた違う感じで爽やかさがあってすごく素敵。
WN「ヌナ、このドレスもすごく似合ってる」
『ありがとう、ウォヌもすごく素敵。なんか照れ臭くなるね』
WN「俺はすごく嬉しいけどね、ヌナとこんな感じで一緒に撮影できて」
なんかやけにドキドキしてしまう。
普段は端から見てるだけなのにまさか自分が撮影される側になるなんて思ってもみなかったし。
「はい、じゃあ！軽く腕組んで！そうそう！もうちょっと密着してみようか！」
カメラマンさんの指示通り、腕を組み体の距離を少し縮める。
普段はあまり気にしたことのないウォヌとの身長差にさらに私の鼓動は早くなる一方できっと顔も赤いんだろうなと恥ずかしくなる。
WN「ヌナ、俺いまかなり幸せ」
『私も幸せ』
自然と出たその言葉にウォヌは少し驚いてたけど、この瞬間が幸せなのは本当のこと。
だからウォヌの言葉は私とってすごく嬉しい言葉だ。
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作者名：すずらん | 作成日時：2020年4月10日 7時
