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黄色のヒヤシンス:我妻善逸 ページ2

俺の彼女のAちゃんは、綺麗で、強い女の子。そのさらりと風にたなびく漆黒の髪は目を奪われてしまう程綺麗で。にこにこと笑うと本当に世界が浄化されるんじゃないか、って思ってしまうほど可愛い。本当に美人さんで、何で俺と付き合ってくれたんだろうって何度も考えてしまうほど、俺には勿体無い人だ。俺、一生分の運を使い果たしたかも、何て。嗚呼でも、彼女と一緒に居られるのならそれでも良いのかもしれない。



「あっ、Aちゃん!!!!」

「こんにちは、善逸!…待たせちゃった?」

「いいいいいや、ぜぜぜ全然!?そっ、そんなに待ってないよ!」

今日はそんな彼女と念願の町に遊びに出掛ける日。この予定を持ち掛けたのは勿論俺からで。…だってこんな可愛くて綺麗な彼女が出来たんだから行ってみたいに決まってる!了承を得られるか内心凄く不安で心臓が爆発しそうだったけれど、彼女は嬉しそうに笑ってはひとつ返事で頷いてくれた。本当にその時の笑顔は可愛かったなぁ…。


「取り敢えず、どうしよっか…?」

「あ、それなら俺に任せて!ここら辺は行き慣れてるし!」

どうしよう、と辺りを物珍しそうに見渡す彼女に慌ててそう返事を返す。…実は此処に来るのは任務で通り掛かったぐらいのもので、実質町を回るのは初めてに近い。決して行き慣れてなどいない。しかし折角此処には良い観光場所が沢山有ると聞くし、一度は行ってみたいとの彼女の要望でもあった。だから前日に必死に一人で下調べをしていたのだが…これは流石に彼女に言うのはかっこ悪い。だから少しの嘘をつくぐらいは許して欲しい。

「じゃあ取り敢えずほら、行こうAちゃん!」

「うん!」

そっと小さな望みと共に手を差し出してみる。これで繋げたら万万歳なんだけどなぁ。まぁそんなことあるわけないよなぁ…何てそっと彼女の方を伺えば何と顔を赤くしたまま硬直していた。こ、こここれはもしかして、やっぱり嫌かな!?まぁこんな俺と手を繋ぎたくないよね、念願だったのにぃぃ……!

そう俺が心の中でぎゃあぎゃあ叫んでいると、ふと、差し出した手に暖かな何かが重なって。ば、と勢いよく手をみれば何と、彼女の手が俺の手の上にちょこんと置かれていた。あ、もしかして俺、手、繋げちゃった…?そう認識した途端にかぁあと全身がまるで湯が沸くかのごとく熱くなる。どくんどくんと心臓が今までよりも強く波打って。

この唐突な俺にとっては最高すぎる展開に耐えきれなくて、つい大声をあげて叫んでしまった。

*→←桔梗:竈門炭治郎


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作者名:紅巴 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月8日 2時

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