Flower Shower × Hokuto Yoshino

Flower Shower × 10 ページ10

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" かっこいいって思わせてみせます "


まっすぐな瞳に見つめられて




こんな風に男の人と接するのも久々だったから


..........まぁ、接客はするんだけど




どきっとした


びっくりしたの間違いじゃないかって思ったけど




そうやって感じるのは久しぶりだったから


きっとそうなんだろうなって。





お仕事も慣れてきて、安定してきて



私も恋、したいなぁなんて。








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セットの中に入って




シャッターを浴びる彼らはキラキラしてて


これが事務所で先頭きって走ってるアーティストなんだと


それがわかった気がした。




かわいい笑顔を浮かべてた彼も


かわいいなんて言葉じゃなくて



かっこいいが似合う彼だった。





そんなことを思いながらさっき彼らを


見ていてこれが合ってるかなぁなんて思って



選んだお花たち





何本か選んで、あとはその中から選んでもらおう。



次は本人たちに持ってもらっての撮影。









監督「花波さんお願いします〜！」




A「はーい！」






ひとしきり終えて今度は私の方に向かってくる１６人








A「ひとりひとりお花持ってもらっての撮影になるみたいなのでひとりずつある程度は選んであるのでここから選んでください」




北人「これ１６人分全部選んでるんですか？」




A「もちろんそうです。あ、触らないでくださいね怪我されちゃ困るので！」







陣さんって言ってたかなみんな揃って


せっかちなのかな



結構すぐ怪我しちゃうから


体が商売道具な彼らにそれは困る






陣「そんなすぐに怪我しないと思いますけど、」




A「こんなになっちゃいますよ？」






夏でも冬でも長袖


腕はいつも傷だらけ



お花を扱う以上、こうなってしまう







A「みなさんの体に傷がつくのは嫌なので。」




北人「ふふ(笑)気遣ってもらってありがとうございます」




陣「そうやな(笑)せっかち直します」






そうっすよ陣さん〜なんて


言葉が飛び交う中、



私に１番に近づいてくるのはやっぱり彼で







北人「なんで明るい色と大人っぽい色があるの？」




A「かわいい人なんだろうなと思って選んだら、撮影見てて印象が変わって他の候補も増やしたの」




北人「あ、俺のことかっこいいって思ったでしょ」




A「..........そうでした(笑)」




北人「だから言ったじゃん、俺の勝ち。」

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