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阿部ちゃんはお買い物をしてきてくれてた。
今日は焼き鮭メインの和食の予定だったんだって。
お味噌汁お願いって頼まれたから具を用意する。
豆腐とー
「あのさ。」
「んー？」
わかめとー
「薬って、今日どこかで見た？」
薬、そのキーワードにドキッとした。
でも平静は装えてた、と思う。
「薬？
体調悪い？」
「そうじゃなくて、照からもらった…」
「ああ、あれ。
え、無いの？」
きょとんとした顔で聞く。
本当はすぐそこのカバンの中なんだけどね。
「うん、いつもこのカウンターに置いてたはずなんだけど。」
「そうなんだ。
まあそのうち見つかるんじゃない？
昨日まであったんだし。」
「うん。」
「お酒も入ってたからさ、意外な場所に置いちゃってたとかあるかもよ。」
「そっか…、うん、そうかもね。」
怪しまれては無さそうなことに安堵して、お味噌汁の用意を続けた。
あー、アニメ見よ。
飯食って風呂入った後、そんなことを考えながらリビングに戻った。
「阿部ちゃん？」
そこには引き出し一段分の中身を全部床に出している阿部ちゃんがいた。
「あ、」
「どうした？」
「ちょっと、探し物。」
まさか、薬？
「何を探してたの？
手伝うよ。」
「えっと…、あ、でもあっちかも。
ごめん、すぐ戻すから。」
手早くその段に入っていた物を戻していくから、俺も隣に座って手伝う。
「俺一人で大丈夫だから。
気にしなくって平気。」
「良いって、こんくらい。
一緒にさせて。」
や、本当は少しでも阿部ちゃんの動向を探りたいって思惑があるんだけど。
でも黙々と片付けてるから、一緒にやっても結局何も分かんない。
「ありがとう。
俺あっち見てくるね。」
片付け終わったらさっさと寝室の方行っちゃうし。
寝室で薬探す気なのかな。
「あ、あった。」
え？
そんなまさか。
だって薬は今俺から見えるカバンの中。
寝室で見つかるわけが無い。
「佐久間ありがと。」
戻ってきた阿部ちゃんの手にはノートが一冊握られていた。
「これを探してたんだ。」
あ、そうなの？
なんだ、勉強したかっただけか。
ったく、照め。
照があんな変なこと言うから妙に心配になっちゃったじゃん。
この通りほら、薬が無くたってただの日常に戻るだけだし。
全然問題無いじゃんか。
さ、俺もアニメ見よーっと。
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葉子(プロフ) - ベベさん» 褒めていただけちゃうと移行作業今日中に頑張っちゃうぞー！と意気込んじゃいますね。今後も自由に妄想して書いてしまいますが、最後までハラハラしつつ読んでいただけたら嬉しいですー！！ (2021年10月6日 21時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - ベベさん» わーっ、ありがとうございますー！！自分の妄想なぞを人にも楽しんでもらうって難しいことだよなぁと感じる今日この頃ですが、べべ様のお言葉にすごく励まされました…！にょた苦手なのに読んでくださっている方もいたなんて…なんとお礼を申し上げて良いか…！こんなに (2021年10月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - ゆーと@さん» キタコレー！！です。え、来てますか！？良かったです！（良かった？？）この先も待ち遠しいなんてありがとうございますー！遅い時間になってしまいましたがこれから移行作業頑張ります！金のさくまらしきもの、ピカピカにして送りますー！ (2021年10月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - ゆゆ@緑の沼が深いさん» ううっ、続きを待ってくださる方がいるってすごく励みになります…！お星様の数を見て、自分以外の方にも楽しんでいただくって難しいなと思いつつ、でも自分の妄想のままにこのお話は続けるので、ゆゆ様にもお付き合いいただけたらとっても嬉しいです…！ (2021年10月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - めぐみみさん» しい腐女子な皆様！！ラヴィット悶絶さくまさんだったのですねー！それは見たかったですー！そして近かったらDVDだなんて、めぐみみ様どこまでも優しすぎますー！（涙） (2021年10月6日 20時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2021年9月15日 21時
