私の居場所 ページ42
『やっぱり、すぱぁんっ！ って開けた方が良いよね？』
薬研「良いんじゃないか？ 大将の好きにやれば」
大広間の襖の前で登場の仕方を考えている私に、呆れた顔でため息をつく薬研。
事の始まりは数分前。
多少は動けるようになったのでみんなに会いに行こうと思っていたのだが、薬研にキツく止められていたのだ。
だがしかし、何とか最後まで粘ってみんなに会いに行けることになったのだ。
うずうずしながら襖に手を掛ける。
よし、開けるぞ……！
小さく息を吐き、勢いよく襖を開ける。
スッパァァァンッ！
『みんなー！ おっはよー！』
仁王立ちをして、笑顔で大広間に居るみんなの顔を見るのだが……
辺りは静まり返るだけで、誰も言葉を発さない。
あ、あれ？ 失敗……だったかな？
今剣「あるじさまー！」
しばらくの沈黙に目をぱちくりさせていると、今剣が飛びついてきた。
その衝動に耐え切れず、尻餅をつく。
今剣「やっとおきてくれましたね！ ぼくたち、ずーっとしんぱいしてたんですよ！」
今剣を筆頭に、ぞろぞろと集まってくる刀剣たち。
宗三「全く貴女という人は、どれだけ僕たちを心配させれば気が済むんですか？」
秋田「また沢山遊んでください！」
骨喰「怪我はもう、大丈夫なのか？」
みんなの優しい声、呆れた声、喜んだ声を聞くだけで、帰って来られたんだと実感する。
三日間、いや、正確にはもっと長かったはずだ。その間この本丸に居なかっただけでも、みんなに凄く長い間会わなかったと感じる。
お帰りなさい。
みんなの口から出た言葉。
『ただいま！』
私の居場所が、此処にはある。
そう再確認した瞬間だった。
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まじゅっちゃん(プロフ) - ふじもんさん» ギャーギャーピーピーうるせぇなってことですよ！面白いなって思って使ってみました！（笑） (2018年11月18日 17時) (
レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 待ってギャーピーって何笑ギャーギャーは分かるけどギャーピーって笑 (2018年11月17日 21時) (レス) id: 72a2d2ef64 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 豆王さん» 続編作りましたよ!是非ご覧ください! (2018年8月11日 22時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
豆王 - うおっ！続編ですな！お待ちしておりますぞ！ (2018年8月11日 17時) (レス) id: 2f9ad457d5 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 薄桜鬼☆ハルハルさん» コメントありがとうございます!良い作品と褒めていただき光栄です！今後も心に響く作品になるようにより一層頑張ります! (2018年8月7日 17時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まじゅっちゃん x他1人 | 作成日時：2018年4月21日 0時
