鬼火島殺人事件25 ページ25
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―はじめside―
とりあえず用件は伝え終わったから、
電話を切ろうとすると
真壁〈おい金田一。鬼火だって?〉
「部長?」
なぜか部長の声が電話口で聞こえる。
先輩はまだ病院に行ってるのか。
「いや、そうと決まったわけじゃ…」
真壁〈じゃあ謎は解けたのか?〉
「いや、それはまだ…」
真壁〈チクショ−!なぜ俺を連れて行かないんだ!〉
いや、だって俺はAと
イチャイチャしたかったんだもん。
てか、部長。声デカイ。
剣持〈台風が収まったらすぐ行くから〉
再び、おっさんに代わる。
剣持〈気を付けろよお前〉
「わかってる」
剣持〈死んだりするなよ。
ちゃんと嫁さん守ってやれよ〉
「大丈夫だよ。じゃあな、おっさん」
そう言って電話を切る。
ってか、嫁さんって。
ニヤけるわ!笑
A「そんなニヤけてどうしたの?」
ほら、バレた。
「よし」
俺は立ち上がる。
A「はじめ、どこ行くの?」
「俺、やっぱり椎名さんを下ろしてやりたいんだ」
そう伝えると、Aも俺の後を着いてきた。
.
外に出て、必要なアレを探す。
外にはちょうど、新谷さんがいた。
「新谷さん、ハシゴありますか?」
新谷「はしご…?」
「あんなとこに吊されたままじゃ、
椎名さんがかわいそすぎる」
だからハシゴがあれば、
下ろせるんじゃないかと思って。
そう付け加える。
だけど新谷さんは予想外の発言を落とした。
新谷「それが、なってるの」
「なくなった?」
は?どういうことだ?
新谷「昨日、島についてすぐ庭のお手入れで使って、
ちゃんと立て掛けといたんだけど
いつの間にかなくなってるの」
「それって、どのくらいの長さなんすか?」
新谷「4mぐらいかな」
4mか…。
A「犯人が持ち去ったってこと?」
椎名さんをつり上げるのに、必要だったのか?
だけど、なぜハシゴを戻さない?
これからまだ、そのハシゴを使うつもりなのか?
森村さんのときも、4mのハシゴを使えば、
あの百日紅の間の窓から、脱出は可能だった。
でもあの部屋の窓は、砂がたまってた。
「だめか…あーもう!」
全然わからない上に、混乱してきた。
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末樺 - 25話の新谷セリフ、なくなってるの 。 では、ないでしょうか? もしあっているのに、指摘してしまっていたら、すいません。 (2018年10月8日 16時) (レス) id: 8c3e65cecc (このIDを非表示/違反報告)
山高涼雄 - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
涼雄担当です - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
なやるん - みほさんが書く小説が大好きです!ずっとずっと応援してます!頑張ってください! (2016年5月2日 20時) (レス) id: 454cb2a416 (このIDを非表示/違反報告)
みほ.。(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます! 感謝してます* (2015年3月25日 20時) (レス) id: e7907ced4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほ.。 | 作成日時:2015年3月14日 11時