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1度家に帰って、3時間ほど睡眠をとって再び会社へ。
午前中の仕事を終わらせ、蓮温に車の用意をしてもらう。
…
…よし。
エレベーターで1階へと降りて…
社員たちが立ち止まってしてくる挨拶に応えながら停められた車の中へ滑り込む。
「蓮温ー。眠くなっちゃいそうだから、どっかでコーヒー買いたいなぁー。」
カバンから取り出した書類に目を通しながら運転席に向かってそう声をかけると…
“あ！俺も飲みたい！”
…
耳に入ってきた、蓮温とは違うその声にフリーズ…
ゆっくりと…
助手席の方へ顔を向けると…
こっちを振り向きながらニヤッと笑っている…
「え？……隆二？？」
は？？
「んー。後ろには臣もいるけどね？俺、ジャンケンで勝ってこっちの席取ったの〜。」
にっこり笑った隆二を一旦置いといて…
すぐ後ろを付いてきている車を見ると…
運転席には優雨…
その隣には臣がいて…
こっちに向かってピラピラと手を振っている。
「は！？仕事は！？！？」
「それが、2人して、いつになく順調に音入れ終わってさー！ほら、骨見つけたのって、俺らもでしょ？ちゃんと見届けたいなーってなってね。」
…自由か！
「…マネージャーさんの苦労が偲ばれる…。」
そう呟いた私に…
「…ってか、それは絶対に俺のセリフな？」
蓮温がムールミラー越しに非難の目でこちらを見た。
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2018年10月23日 20時
