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臣side
「「「「「「「は？」」」」」」」
最上階について、エレベーターが開いた瞬間…
全員絶句…
床一面に広がる…水
いや、正確に言うと、真っ白な床は水に浸かっていて、その上は透明のガラスのような樹脂で覆われていて…
まるで、水面を歩いているかのようになっている。
真ん中には噴水…
「どうやったら最上階に噴水ができるわけ？」
直人さんが苦笑い。
「マイナスイオンが必要なんだとさ、うちの姫さんには。」
蓮温が笑いながら答える。
中央の応接セットの他には…
すりガラスの壁で仕切られた部屋が４つ。
「好きに見て良いってさ。あんまり見所ないと思うよ？物がごちゃごちゃあるの嫌いだからね、彼女。」
優雨がどうぞって手を開いた。
噴水近くの応接セットに座ってくつろぐ人から…
「仮眠室？」
４つの部屋の１つ１つを開けてみる人…
俺は…
天井高くまである壁一面の窓ガラスの前にある…
彼女がいつも座って仕事をしているだろうディスクへと近づいて…
サイドディスクに沢山の写真立てが置いてあるのを見つける。
両親らしき男女に挟まれて…真ん中で満面の笑顔の少女…
彼女の面影が残っていて、思わず笑みがこぼれる。
「良い写真。」
いつの間にか隣に来ていた隆二に…
「可愛いなぁ。」
岩ちゃん。
おじいさんと思われる人と写っている写真から…
昔の会社の写真？
大勢の社員の真ん中にいるおじいさんとAの写真…
「……？」
その中に…
1枚だけ不自然な写真があった。
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2018年10月23日 20時
