【CSまとめ】概ね無害 (ページ2)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:4,595 hit

ページページ2

【好きな物／こと】
人間、規則、チョコレート

【嫌いな物／こと】
極端な無茶振り、自由行動、イレギュラー対応、絶叫マシン

【趣味／特技】
趣味は特にない
特技は歌と演技

【備考】
ボーイング社により開発、製造され民間航空に新たな時代をもたらしたB747、通称ジャンボジェット。B747-400は80年代後半より運用開始されたB747の次世代機である。当時ジャンボジェットの収容力は未だ市場の求めるものを満たすに足りていたが肝心の内装や機械面は時代遅れになっていた。そこで生まれたのがB747-400――ハイテクジャンボである。設計の見直し、低燃費エンジンの搭載、そして操縦系統の改良などにより時代のニーズに応える機体となった。

ヒコーキのB747-400ことジャンもまた、日本の一大航空会社である蒼天航空により大量導入されたハイテクジャンボの一機にすぎず、数多の乗客と共に世界各地を飛び回っていた。
だがあるとき、あきつの例の滑走路に緊急着陸した際突然彼は人間の姿となった。ヒコーキの存在がまだ広く知れ渡っていなかった当時、乗員たちはパニックに陥ったがジャンはその様子をただ傍観するしかできなかった。その一件もあってか、ジャンは人間態となってからも、ただの飛行機である自分がおかしなことをしては皆を困惑させ多大な迷惑を掛けてしまう、と自分の考えというものを持たず、ただただ人間たちの指示に従って生きるという飛行機であるころとさして変わらない生活を望んでいる。
最近は他のヒコーキ達に影響され少しずつ変わり始めてきているようだが……

現在、旧世代機であるB747はいずれも引退し、ジャンも一般路線で就航してはいないが、蒼天航空の上層部や広報担当からは人気の高いB747のヒコーキであること、また非常に従順であることから会社のプロモーション素材として引退後も重宝されている。蒼天航空のCMや飛行機を扱うバラエティ番組、空港でのイベントなどで度々愛嬌よく振る舞う姿が見られるが、これはすべて航空会社職員によって教え込まれたもの。担当者曰く、覚えは良いんだけれど応用とか臨機応変な対応がてんでダメで苦労した、とのこと。

仕事のないときは日がな一日ぼんやりと滑走路を眺めていることが多い。