彼氏の背中に引っ掻き傷を見つけてしまった【炎柱】

漆 ※ 微 注意 ページ8

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安堵と久しぶりの煉獄さんの匂いに

腕を回してギュッと抱きしめると背中を撫でていた手が止まった





( あれ 、 )





『 煉獄さん ... ？ 嫌でしたか ？ 』





顔を上げるとそこには顔が真っ赤になった煉獄さんがいた





｢ ょ 、もや ... ｣





心做しか小刻みに震えているような気もする

腕を緩めてじっと煉獄さんの顔を見るとその口は開かれた





｢ つかぬ事を 、聞くが ... 煽っているのだろうか ｣





煽っている ... ？

どういう事だ

寧ろ宇髄さんに教えて貰った事を実行して煽るのはこれからだ





｢ ... はぁ 、 ｣


『 煉獄さん ... ？ 』


｢ 成人まではと思っていたが致し方無し

... 引っ掻き傷を付けてくれて構わない ｣





そう言う煉獄さんの顔は気づくと目の前にあり

それが久しぶりの接吻だと思うと顔に熱が集まった





( ぅぐ 、長い ... 息を吸いたい ... )





とんとんっと胸元を叩くが離れてはくれない

ただでさえ煉獄さんの上裸で恥ずかしくて息が出来なかったのに





『 ... ﾊｯ 、んんっ ... れ 、こふ 、は ... 』

｢ ... ふっ 、 ｣





何だこれは 、今までの接吻じゃない

いや流石に知ってはいるが



苦しい 、





『 ゃ 、ぁ ... ん ... 』


｢ ... ｣





煉獄さんが顔を離すとつぅっと繋がる銀色の糸

あぁ 、心臓が破裂しそう





｢ 悪いがこのままでは泣かせてしまうだろう

... よもや 、俺からは辞める気は無いので嫌なら本気で止めろ ｣

捌 ※ 微 注意→←陸

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