私は１人じゃないんです！！【歌い手】

６２ころんば ページ18

貴方side



帰ってきた


ひかちゃんが帰ってきた



いま、この手の中に居るひかちゃんは本物なんだ



もう、写真をみて抱きしめなくてもいいんだ





でも








『たった・・・一週間・・・』

ひ「ごめんね？俺、向こうの跡継ぎみたいに勝手にされたみたいで・・・」

『・・・お父さん、居た？』

ひ「うん、会ったよ。すぐにAのこと聞いてきてさｗｗ」

『お父さんらしいやｗｗｗ』





お父さんも、ずっと日本に帰ってきていない

これからひかちゃんもそうなるんだ





『お家、帰ろう？』

ひ「いいの？さっき渋ったじゃんｗｗｗ」

『それは・・・っいきなりでびっくりしただけで・・・！！』




だめだ


久しぶりすぎて昔みたいに振舞えない


あの時はどうしてたっけ・・・？





ひ「あ、めろんぱん買いたい」

『私も〜！』

ひ「奢るよ。やっと会えたんだから、これくらい買わせて？」

『そのつもりだけど・・・』

ひ「・・・」






何その目は！

ひかちゃんなら買ってくれるだろうとおも・・・って・・・はぁぁ！？！？！？



『ひか、ちゃ・・・？その、お財布の中にいらっしゃる諭吉さんは・・・？』

ひ「え？あぁ、旅費と向こうで出た補助金と親からの支援と・・・その他バイト？」

『なに・・・闇金・・・？』

ひ「ばーか」




こつんと頭を叩かれた


大げさに痛がってみるとひかちゃんは笑ったの



やっと笑ってくれたって




ひかちゃんは相変わらず、私の心配ばかり



留学してから、どうしてたんだろうねｗｗｗ





ひ「俺は女々しく泣いたりしてないからな」

『ん！？声に出してないはず・・・！？』

ひ「俺がAの考えてることわかんないと思う？はい、イチゴオレ」

『おぉ！ありがとっ』




あれ？なに話してたっけ




まーいいか！



『ほら！かえって歌おう？一緒に話そうよ！』

ひ「こけるよ？ｗｗｗｗ」




腕を引かれて、自然と組んだ形になった


この行動に胸が高鳴ったなんて



翔太はどんな顔をするのかな









〜〜〜〜〜〜〜〜

？「A・・・・？あんなに、嬉しそう・・・っ」

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