純情ブルーローズ2【佐野玲於】

デスクワーク ページ27

Aside









会社に着いて、いつも通り自分のデスクの上で鞄開いて、必要なものだけ取り出して

パソコン開いた





撮影の予定がない日は
基本的に毎日こんな始まり

ひどいときは一日中デスクワーク





腰が痛くなるから嫌なんだよね

せめて午前か午後どっちかにしてほしい



…そんなわがまま、言ってられないか







この前もらったミカちゃんの撮影データ



結局今までミカちゃんと関わること、割と多くて

これで最後っていう実感があんまない







卒業特集ってだけあって
データ量が圧倒的に多くて

……これ選ぶの時間かかりそうだな







1枚1枚クリックしてって、たまに戻って、いいなって思ったやつにチェックつけてって



そんなこと

ひたすら繰り返してたら
あっという間に時間が過ぎて





気づけばもうお昼過ぎ









…あとはお昼食べてからやろう

お腹すいたもん、ちゃんとお昼食べなきゃ








パソコン閉じて

席立ち上がって



うわ、腰がピキっていった









真希「 A〜ランチ行かない？」


A「 今日、買ってきちゃいました… 」


真希「 じゃあ私コンビニで買ってくるから休憩室で食べよ 」


A「 あ、私も行きます、デザート食べたくなっちゃって。笑 」


真希「 行こ行こ。笑 」







エレベーター乗って

やっぱ腰痛くて、ちょっとだけ捻ってみて








真希「 腰痛いの？笑 」


A「 午前ずっと座りっぱなしでミカちゃんの撮影データ見てて… 」


真希「 うわ〜座りっぱなしはきついわ。あ、ミカちゃん、ドラマデビュー決まったんだってね。」


A「 え？そうなんですか？」


真希「 そうそう、連ドラではないらしいけど。」


A「 …へえ、すごいですね。流石ミカちゃん。笑 」


真希「 ほんとに女優って感じだね。笑 」








そんな小話して


コンビニ行って、ちゃんとカスタードプリン買って

お昼ご飯食べて








すごいなあ、ミカちゃん

ちゃんと良いものに仕上げなきゃ、卒業ページ




そう意気込んで仕事に戻った









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