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︎︎☁︎︎
渡辺くんからまた遊びに誘われた
渡 「 次は浜辺 」
『 浜辺?いつも浜辺ばっかいるのに? 』
渡 「 すげー綺麗なところあるんだよ 」
『 へー 』
渡 「 てか告らねーの? 」
『 んー?うん 』
渡 「 なんで 」
『 なんとなく 』
なんとなくなんかじゃない
告ったところで振られるのは分かりきったことだから
傷つくんだったら、傷つかないようにお互いに
渡辺くんと2人並んで歩いて綺麗という浜辺に行く途中だった
渡 「 やっぱ行くのやめた 」
『 え? 』
渡 「 やっぱ気分じゃない 」
『 なにそれ 』
渡 「 帰ろ、今日バーベキューだし 」
『 まだ時間あるけど 』
渡 「 いーから帰る 」
『 はー?なんなのほんとに 』
急に帰ると言われ渡辺くんは私の手を取り歩き出した
しばらく歩けばガレージが見えてきて
着いたタイミングでドアが開いた
渡 「 うわっ 」
深 「 あ、ごめん 」
渡 「 どっか行くの? 」
深 「 自販機 」
深 「 なにデート? 」
渡 「 ちげーよ 」
深 「 ふーん 」
渡辺くんと深澤くんは少しピリついた雰囲気があって
私は黙り込む状態になっていた
話が終わったのか深澤くんはそのまま外に出ていった
渡辺くんとはまだ手が繋がった状態
慌てて私はその手を振りほどいた
渡 「 あ、ごめん 」
『 いや、うん大丈夫 』
私と渡辺くんはガレージに入り自分たちの部屋にそれぞれ戻った
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作者名:ゆっこ | 作成日時:2022年9月24日 15時