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︎︎☁︎︎
部屋に来た深澤くんはソファに座った
私もそっと隣に座ったと同時に
深澤くんは喋りだした
深 「 俺さ彼女と別れたの笑 」
『 え? 』
深 「 向こうが好きな人別にできたから別れたいって笑
つい1ヶ月ぐらい前に 」
『 そう、なんだね 』
深「 別れたのに相談とか色々されて、普通だったら突き放すんだろうね
でも、俺はそれが出来なくてさ 」
きっとそれは深澤くんが優しすぎるっていう問題だと思う
『 それで、? 』
深「 元カノほっとけないってゆーか、でも俺気になる人いるし 」
深「 気になってる人いんのに、元カノの方気にしてんのはまだ好きなのかなって笑 」
『 それはー、好きなんじゃない? 』
『 好きじゃなかったらそうならないでしょ、』
好きな人からの言葉がこんなにも重いなんて
彼女と別れたけどまだ関係をもってて
しかも別に気になる人がいる
私ではないだろうから、すごくすごく心が痛い
だから、これ以上聞きたくなくて
『 恋バナ?は私より渡辺くんの方がいい気がする 』
深 「 んー、まぁあいつ豊富だしね笑 」
『 うん笑 』
深 「 ごめんね、夜遅くに。話聞いてくれてありがと 」
『 ううん、またなんかあったらいつでも聞く 』
深 「 じゃー、おやすみ 」
さっさと話を切り上げて良かったのか悪かったのか
バルコニーに出なければ良かったなぁ
とりあえずまだ22時なのにベッドに潜り込んだ
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作者名:ゆっこ | 作成日時:2022年9月24日 15時