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いつから、あの女の子との関係を持っていたかなんて私には今更知ろうとする気持ちもなかった。


そこまで私を好きでいてくれているなら
どうして他の子に触れたの?




そう、聞けたなら幾分楽になるかもしれない、





「いやだ…別れない

ほんとうに愛してる…Aだけ…」




呪文のように繰り返し繰り返し呟くように伝えてくる独歩に抱きしめられながら夜を明かした。









翌朝



帰り支度をしていない私を見てまた絶望する独歩。



「…本気、なのか…」



そろそろと頬を撫でてくる。
どこまで私に縋ってくるのか。



「…愛してた。だからこそ離れたいの」




「………俺は、離れたく、ない
別れたくない…っ!」




「……勝手だね」



自分でもびっくりするほど淡々と返せてる。
独歩はそんな私に顔を歪めながら



「俺が悪かった…。二度とこんなことしない。
……不安なら籍を入れることも…」




その言葉に私の中の何かがキレた。




「…なにそれ。
結婚して簡単に離れていかないように縛り付けるわけ?」



「…ちが、」




「独歩が裏切って、独歩が私の心に大きな傷を作ったんでしょ?!なのに…なのに昨日から私が意地はってるみたいな言い方!そんな不誠実な人だとは思わなかったし思いたくなかった!こんなことで私が結婚すると思う?!どんだけ私のことバカにするの…もう、やだ…顔も見たくない…っ」




そう言ってその場に泣き崩れる私に


私の気持ちが独歩にはないということをやっと悟ったのか、




「…そんなつもりは、なかった
……ただ、Aと…一緒にいたい、それだけで…」



やだ、やだと首を振り拒否の反応しかしない私に
それでも思いをぶつけようとする。



「あの日だって…本当はAにプロポーズ…する、つもりで……俺のせいでできなかった、けど…そんな、縛り付けるなんて…考えてない…」




そんなの知らない…知らない!
結果浮気したのは貴方でしょう

そんなつもりだった、って話信じたくない




「…今日は、ひとりで帰る、な。

また来るから…一緒に…また信じてくれるまで
諦めない。…A、お前だけは絶対諦めない」



ごめん、お前を自由にしてやれなくて。
諦めの悪い俺で…ごめんな。





そう言い残して
ひとりでシンジュクに戻った独歩。






浮気したくせに私に固執する







もう独歩の気持ちがわからない。

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死にそう - ほんとに好きです。最高すぎて、自分がこんな素晴らしいもの読んですみません…。って気持ちになる (2021年3月12日 0時) (レス) id: 1084582c74 (このIDを非表示/違反報告)
リドルの妹になりたかった願いから生まれた夜月です嘘です。 - 独歩よ…………幸せにしてくれないと本当に真面目に泣きそうだから夢主ちゃんを幸せにしてくれぇぇぇァァぁぁ!! 作者様も作品も本当にもう好き。 (2021年1月9日 23時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
十鞠 - 独歩ぉ"ぉ"ぉ"、、夢主ちゃんを幸せにしてぇぇぇ、、、、。感動をありがとうございます。 (2019年8月21日 18時) (レス) id: fb05fdae18 (このIDを非表示/違反報告)
失格人間。(プロフ) - 凄い好きです…話の流れ。腹の中がムズムズするこの癖になる感覚がして…………好きいいいいい本当、ありがとうございます!! (2019年4月4日 11時) (レス) id: bb922c1436 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新ありがとうございます(´;ω;`)ほんとに好きです…最高です… (2018年12月28日 4時) (レス) id: 73f2a4f0cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リト | 作成日時:2018年9月23日 15時

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