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「 …太輔っ…?」
藤ヶ谷「 ………。」
太輔は何も言わずに私の腕を離さず大学の中へと入って行った…
さっきまでずっと我慢していた涙はもう出来なくなりどんどん溢れてくる涙を必死で自分の服の袖で涙を拭きながら歩いた…
賑やかに聞こえていた声は気づけば全く聞こえなくなった…
「 …何処…。」
ふと辺りを見回すと私達はいつものテラスにいた…。
顔を上げると…
凄く悲しそうに私を見つめていた…
少し止まっていた涙はまたどんどん流れてくる
すると…同時に、そっと強く私を抱き寄せた…
「 ……太っ…輔…。」
太輔の胸の中で泣きじゃくる私に太輔はただただリズムよく背中をずっとさすってくれた…
藤ヶ谷「 …ごめんな。…辛かったよな…。」
そう言いながら、
…優しく…
そして強く抱きしめてくれた
…私がようやく落ち着きを取り戻し…
藤ヶ谷「 …大丈夫?」
「 …うん。…大丈夫だよ?…ありがとう。」
体を離そうとした時…
藤ヶ谷「 離れんな。」
「 …えっ。」
藤ヶ谷「 …俺の側から離れんな。」
「 ………っ。」
.
そう言うと、もう一度私を引き寄せ…
.
さっきよりも少し強く抱き締められた…。
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作者名:Ponyo | 作成日時:2014年11月18日 18時