準備の時間 ページ5
「……ふぁ、よくねた」
朝、6時30分。
いつも通り、機械的に目が覚めた。
暗殺の仕事をしている時からか、時間には敏感になっていた。
……朝には弱い方だったのに。
毎朝、もう戻れないところまで来てしまったんだなぁと実感するから、朝は嫌いだった。
軽く伸びをすると軋むベッド。
昨日、烏間に用意させたものだった。
2LDKと住み心地もよく、学校にもわりかし近いいいところだった。
夜11時に鍵を渡され、そのまま部屋のベッドにダイブ。
そのまま就寝……というわけだ。
昨日家出の今日学校とは突然すぎないか、と思うものの、これからは退屈しないで済む、と思うと自然と頬が緩んだ。
制服のブレザーに着替え、スカートを履く。
長い髪は少しだけとり、ポニーテールに。
残った髪は、そのまま下ろす。
パチンッとゴムを止めて、完了。
キッチンに行くと、昨日防衛省の人が置いていったパンが少しあったからそれを食べる。
……さて、行きますか。
暗殺教室に、ね。
楽しませてよ、椚ヶ丘中学校?
ラッキーアイテム
革ベルト
128人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白猫 x他1人 | 作成日時:2015年3月20日 19時