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1人の時間 ページ2
クスッと笑い、地面に着地する。
マンションである私の家からの飛び降りは、およそ3階からの着地だったが、着地の手前で一回転をし勢いを殺した。
お母さんはベランダから顔を出し、下を確認して、私が居るのを確認すると安心したようだった。
お母さんにとって私は娘じゃない。
ただの金蔓だ。
だから、もう終わりにしようと決めた。
これからは、私1人で生きていく。
私1人でやっていかなければならない。
どんな生活になってもいい。
今より苦しい生活は無いはずだ。
私がここを去るということを感づいたのか、絶望とした表情を浮かべるお母さん。
戻ってきなさい!と金切り声をあげている。
私がどこまでやってもお母さんは娘とは見てくれないんだ、と思った。
だから、ボソッと呟いて、その場を後にした。
「バイバイ、これからは私1人でやる」
小さく呟くと、私は闇に消えた。
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作者名:白猫 x他1人 | 作成日時:2015年3月20日 19時